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11月25日、今日は【憂国忌(1970)】
更新 : 2011/11/25 23:35
今日は【憂国忌(1970)】です。
由来は、小説家・三島由紀夫の忌日。監督・主演した映画『憂国』にちなみ、毎年「憂国忌」が営まれている。名前の元になった『憂国』は三島由紀夫の短編小説。別名「三島忌」。
三島由紀夫(みしまゆきお)とは、日本の小説家・劇作家。戦後の日本文学を代表する作家の一人である。本名は平岡公威(ひらおかきみたけ)。晩年は、自衛隊に体験入学し、民兵組織「楯の会」を結成。右翼的な政治活動を行い、新右翼・民族派運動に多大な影響を及ぼした。
代表作は小説に『仮面の告白』、『潮騒』、『金閣寺』、『鏡子の家』、『豊饒の海』四部作など。戯曲に『サド侯爵夫人』、『近代能楽集』などがある。批評家が様々に指摘するように、人工性・構築性にあふれる唯美的な作風が特徴。
筆名の「三島」は、日本伝統の三つの島の象徴、静岡県三島の地名に由来するなどの説がある。三島の著作権は酒井著作権事務所が一括管理している。2010(平成22)年11月時点で三島の著作は累計発行部数2400万部以上。
三島文学は翻訳を介し、ヨーロッパやアメリカなどでも多く紹介されている。舞台上演も数多く行われた。世界各国への三島文学紹介者として、ドナルド・キーンやエドワード・G・サイデンステッカーなどが著名である。以降、三島作品は世界的に高く評価されるようになる。
日本国外での評価が高さを示すこととして、監督:ポール・シュレイダー、制作総指揮:ジョージ・ルーカス、フランシス・フォード・コッポラにより映画『Mishima:A Life In Four Chapters』も製作されているが、日本での公開は行われていない。
コッポラは、映画『地獄の黙示録』の撮影時には、三島の『豊饒の海』も手に取り、構想を膨らませていたようである。ドナルド・キーンは、「三島以前の日本文学者の翻訳は、特殊に研究している人や関心のある人によって読まれていたが、三島の場合は一般の人達まで興味を持って読まれている。『サド侯爵夫人』は古典劇にも近いために、フランスでは地方の劇場でも上演されている。それは特別な依頼ではなく、見たい人が多いから」としている。
またイギリスのロックバンド・ストラングラーズも、三島の生き方、作品に着想を得た「Death,Night & Blood(Mishima)」という楽曲を発表している。