今日は【ピーターパンの日】です。

由来は、1904(明治37)年の今日、イギリスの劇作家ジェームス・バリーの童話劇「ピーターパン」がロンドンで初演されたことから。「ピーターパン」は大人にならない子供たちのネバーランドという国での楽しい冒険を描いた物語。

ピーター・パンはロンドンのケンジントン公園で乳母車から落ちたところをベビーシッターに見つけられず迷子となったことから年を取らなくなり、海賊のフック船長やインディアンのタイガーリリーが住む異世界・ネヴァー・ネヴァー・ランド(ネバーランド)に移り住み妖精・ティンカーベルと共に冒険の日々を送る永遠の少年である。

ネバーランドにはピーターと同じように親とはぐれ年を取らなくなった子どもたち(ロストボーイ)がおり、ピーターは彼らのリーダー的な存在である。

『ピーター・パン』(Peter Pan)とは、イギリス・スコットランドの作家ジェームス・マシュー・バリーの戯曲『ピーター・パンあるいは大人になりたがらない少年』(初演1904(明治37)年(全三幕)。出版1928(昭和3)年(全五幕))、小説『ケンジントン公園のピーター・パン』(1908(明治41)年)、小説『ピーター・パンとウェンディ』(1911(明治44)年)のタイトルとそのタイトルロールである主人公。

原作者・バリーは「金額を決して公表しないこと」を条件に「ピーター・パン」の著作権を1929(昭和4)年4月にロンドンのグレート･オーモンド･ストリート小児病院へ寄付している。バリーは1937( 昭和10)年に死去。当時のイギリスの著作権・意匠及び特許法では著作権の保護期間を著作者の死後50年間と定めていたことからイギリス政府及び議会は1987(昭和62)年12月31日の著作権保護期間満了に前後して「301条特例」を行い、本作に対して報酬請求権を永続させるものとした。

その後、グレート･オーモンド･ストリート小児病院慈善団体では、2004(平成16)年より「ピーター・パン生誕100周年記念事業」として正規の続編執筆者を公募。その結果、児童文学作家ジェラルディン・マコックランの書いた「ピーター・パン イン スカーレット」が原作と同様、一切の権利を財団に譲渡することを条件として2006(平成18)年にオックスフォード大学出版局より刊行された。日本語版は同年11月30日に小学館より刊行。