今日は【ファビアン・カリーニ、誕生日(1979(昭和54)年)】です。

ファビアン・カリーニ(Hector Fabian Carini Hernandez)とは、ウルグアイのモンテビデオ出身のサッカー選手である。ポジションはGK。反射神経が鋭く、ハイボールへの対応や足元の技術も申し分ない。

8歳の頃から在籍するダヌービオFCでプロデビューした。2000(平成12)年、SSラツィオに移籍しかけたが、ユヴェントスに移籍した。ユヴェントスではエドウィン・ファン・デル・サールやジャンルイジ・ブッフォンの控えを務めた。2002(平成14)年、ベルギーのスタンダール・リエージュにレンタル移籍した。リエージュでの2年間は、カリーニがレギュラーとして過ごした数少ない期間である。2004(平成16)年、ファビオ・カンナヴァーロとのトレードでインテル・ミラノに移籍する。しかしフランチェスコ・トルドの壁は厚く、数試合にしか出場できなかった。トルドの退場で訪れたセリエAデビュー戦では、PKを止める活躍を見せている。

2007-08年、5季を過ごしたイタリアに別れを告げ、スペインのレアル・ムルシアに移籍する。ムルシアにはパブロ・ガルシアやマリオ・レゲイロなどウルグアイ人選手が多数いた。11試合に出場したが、チームは2部に降格した。2008-09シーズンは出場機会が減少している。2009(平成21)年にはブラジルのアトレチコ・ミネイロに移籍。2011(平成23)年には母国のCAペニャロールに加入した。

1997(平成9)年のワールドユースマレーシア大会では準優勝を飾った。同年の南米ユース選手権でも準優勝した。1999(平成11)年のワールドユースナイジェリア大会では準決勝で日本と対戦して敗れた。カリーニはこの大会のベスト11に選出されている。同年6月17日のパラグアイ戦でウルグアイ代表デビューした。この試合では、PKを2本も止めている。同年7月のコパ・アメリカではグループリーグでは3位だったが、準々決勝・準決勝とPK戦で勝利を収めた。決勝でブラジルに敗退し、準優勝だった。2002(平成14)年の日韓W杯では1次リーグで敗退した。2006(平成18)年のドイツW杯では大陸間プレーオフでオーストラリアに敗れた。2007(平成19)年のコパ・アメリカではグループリーグは3位だったが、準々決勝でベネズエラを破って4位に入った。2008(平成20)年夏、フアン・カスティージョにポジションを取られた。70試合以上に出場し、1試合あたりの失点率は1を切っている。