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SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE ホテルシーモアのお知らせ・ブログ
12月29日、今日は【シャンソンの日】
更新 : 2011/12/29 10:18
今日は【シャンソンの日】です。
由来は、1990(平成2)年の今日、銀座のシャンソン喫茶の老舗「銀巴里」が閉店したことから。
銀巴里(ぎんパリ)とは、1951(昭和26)年-1990(平成2)年まで東京銀座にあった日本初のシャンソン喫茶店である。「東の銀巴里、西のラ・ベル・エポック(武蔵野市吉祥寺 2009(平成2)年10月31日閉店)」ともよばれた。
美輪明宏、戸川昌子、クミコ、仲マサコ、金子由香利、戸山英二、大木康子らを輩出し、三島由紀夫、なかにし礼、吉行淳之介、寺山修司、中原淳一らが集い、演出に尽力した。閉店日には、銀巴里の名が記されたコーヒーカップや食器類が、すべて常連客によって持ち帰られた。現在、銀座7丁目に跡地の石碑が立つ。
シャンソン(Chanson)とは、フランス語の歌曲である。したがって、少なくとも現代のフランス語圏においては、シャンソンは歌全般を意味し、特定ジャンルの楽曲を指すものではない。他言語圏ではフランス語で歌われる曲という意味で使われることが多く、この場合も何らかの音楽的特徴を持つものではない。そのため中世の「武勲詩」や「きらきら星」、「ラ・マルセイエーズ」なども広義のシャンソンである。
日本においては、1960年代までに流行したフランスの歌謡曲全般をシャンソンと呼ぶ場合が多く、これらを日本語訳でカバーしたものもシャンソンに分類される。アメリカン・ポップスやロックの影響を受けたミッシェル・ポルナレフなどはシャンソンより新しいイメージのフレンチ・ポップスとして紹介されることが多かった。
近年、日本の楽曲にフランス語詞がつけられSACEM(日本のJASRACに相当する音楽著作権管理団体)に登録されて、シャンソンとなるケースも出て来ている。菅原洋一(日本語詞)、グラシェラ・スサーナ(スペイン語詞)等が歌った「ラスト・リサイタル」が「ARIGATO SAYONARA」となった例と、日本人が作曲したものに、フランスで詞がつけられ、逆輸入の形で外国曲として日本語訳詞がつけられた「モネの庭」の例が代表的である。特に後者は、モネ財団が“モネの絵”の公式イメージソングとして選定し、仏日英3ヶ国語で歌われている。
現在は、状況が好転し、新しいフランスの楽曲や、新人歌手が次々と紹介されるようになっている。日仏シャンソン協会日本支局が<シャンソン・ルネッサンス>と名付けられたこの新しいシャンソン紹介・普及活動を推進している。