宿番号:348385
SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE ホテルシーモアのお知らせ・ブログ
1月10日、今日は【明太子の日】
更新 : 2012/1/10 23:56
今日は【明太子の日】です。
由来は、1949(昭和24)年の今日、前年のふくやの創業以来研究を重ねてきた「明太子」を初めて店頭に並べ、福岡名産「からし明太子」が誕生したことから、福岡の食品会社・ふくやが制定。
辛子明太子(からしめんたいこ)とは、「明太子・たらこ」を唐辛子を主に使用し味付けしたもので、食材および食品の一種である。博多(福岡県福岡市)の名産品で、広く九州・山口地方の土産物としても知られる。
辛子明太子のルーツは、韓国の「明太子のキムチ漬」と言われている。語源は複数の説がある。
・中国語で、スケトウダラを「明太」(ミンタイ)もしくは「明太魚」(ミンタイユー)と呼んでいたことに由来とする説。つまり「明太子」とはスケトウダラの子、即ち「タラコ」という意味になる。なお、日本では「鱈」の字が文書に現れるのは1670(寛文10)年であり、そもそもはスケトという呼び名だった。
・韓国ではスケトウダラの事「明太(ミョンテ)」と呼び、その子だから「明太子」とされたとする説。朝鮮半島では辛子明太という食べ物があるが、これは唐辛子で味付けした「タラ」である。韓国では、日本で言う「辛子明太子」は「明卵漬」と表記し、発音は「ミョンナンジョ」である。こちらはキムチと同じ味付けになっている。
『世宗実録』に「1424(応永31)年、韓国の監司がタラの卵の塩辛を献上した」との記述が残っているが、タラコはどこにでもあるもので、学術的に辛子明太子と結びつけることはできない。スケトウダラを加工して食べる食文化は朝鮮半島でも広まり、また日本の江戸時代でも広まった。
国内においても古くからスケトウダラは漁獲されており、1903(明治36)年頃から北海道においてスケトウダラ漁が本格化して、スケトウダラの卵の塩漬け(たらこ)が盛んに食べられるようになった。そして1910年から1921年にかけてスケトウダラの卵巣に食塩と食紅を添加した「紅葉子」が開発され、樽詰めにして各地に出荷された。
ふくやの後を追って、1960年代には多くの同業者が設立された。1975(昭和50)年に山陽新幹線が博多駅まで繋がり、東京博多開全通後に設立された福さ屋が新幹線駅や東京の三越百貨店等へ販路を築き、全国的に知れ渡るようになった。近年では料亭や老舗醤油メーカーなども明太子を扱うようになり、良質の原材料を贅沢に使用した高級品の研究も進んでいる。