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SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE ホテルシーモアのお知らせ・ブログ
4月12日、今日は【育児の日】
更新 : 2012/4/14 12:28
毎月12日は【育児の日】です。
由来は、「育児(いく[1]じ[2])」の語呂合わせから、社会全体で子育てについて考え、地域が一体になって子育てしやすい環境づくりに取り組むきっかけの日にと、神戸新聞社が制定。
育児(いくじ)とは、乳幼児の世話、養育をすることである。乳幼児とは乳児と幼児を指し、小学校に入学する前の子供の総称である。育児を大きくわけると、【愛情】【栄養】【養護】に分けることができると小児科医師の澤田啓司氏は述べた。
【愛情】育児の基本条件の中でも第一のものは、養育される小児と、養育する人との間に愛情の交流があることであるとされる。物理的な環境がいかに整っていようが、愛情を欠く環境では小児は健全には育たないと澤田啓司は指摘している。ボウルビーは、母と子が愛情のきずなで結ばれていることが、子供が(子供の)自己への信頼を育てることになり、それがやがては他者への信頼を育てることになり、円満な社会生活を営むことができる人格形成につながる、と指摘した。クラウスとケネルらは、こうした愛着の形成には、出生直後における母と子の皮膚接触(スキンシップ)や母乳哺育が大切であると指摘したと言う。
【栄養】可能な限り母乳で乳児を育てるほうがよい、母乳で育てられている赤ちゃんは、人工栄養の赤ちゃんと比較してSIDS(乳幼児突然死症候群)が起こりにくいと考えられている、と日本の厚生労働省のサイトでは説明している。ユニセフは金のリボン運動と称して母乳育児を推奨している。
【養護】養護、すなわち身の回りの世話をしてやることについて解説すると、体温を維持すること、皮膚を清潔に保つこと、排泄物を処理することなどは、乳幼児は自分ではできないことなので、大人がそれをしてやることになる。また、健康増進のために、屋外に出て日光浴・外気浴・外遊びなどを行うことも大切だと言う。
【愛情】が第一の基本条件だと指摘されているが、こうした【養護】の行為もただ機械的に行うのではなく、愛情をこめて微笑みかけ語りかけるほうがよいし、また養育者は、子供からの笑顔や語りかけに対して積極的に応答することが大切だと、こうすることによって母と子のきずなが密となり、コミュニケーションの基礎がつくられてゆく、と澤田は指摘した。また数多くの言葉を聞かせてやることによって、言語の習得の基礎がつくられるという。