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4月30日、今日は【図書館記念日】
更新 : 2012/4/30 3:19
今日は【図書館記念日】です。
由来は、1950(昭和25)年の今日、図書館法が公布されたことから、1971(昭和46)年の全国図書館大会で決定、翌年より記念日として行事などを行っている。
図書館(としょかん)とは、図書、雑誌、視聴覚資料、点字資料、録音資料等のメディアや情報資料を収集、保管し、利用者への提供等を行う施設もしくは機関である。「図書館」は、明治中期に英語のlibraryから訳された訳語(和製漢語)である。「図書館」は、地図(図版)の「図」、書籍の「書」を取って、図書とし、図書を保存する建物という意味であった。
一般に、学習や調べ物をするための図書館と、娯楽を目的とする図書館とに分かれる。前者は辞書や学術書籍等の専門書に重点を置いて書物を収蔵するが、後者は小説や一般向け教養書、児童書などに重点が置かれる。
日本の図書館の歴史は、文庫、書庫、書府、経蔵や書籍館(しょじゃくかん)に遡る。近代以前の日本における図書館的な施設としては図書寮(ずしょりょう)や芸亭(うんてい)、金沢文庫、足利学校などが有名である。青柳文庫は仙台藩藩校・明倫養賢堂から分離独立した仙台医学館構内に1831(天保2)年に設置され、身分に関係なく閲覧・貸出がなされた。
近代的な欧米の図書館制度を日本に最初に紹介したのは福澤諭吉である。幕末に渡欧した福沢は、著書『西洋事情』の中で大英博物館図書室をはじめ、諸外国の納本制度を報告。『西洋事情』を参考にした市川清流は、1872(明治5)年5月に明治政府に幕府の遣欧使節団の経験を活かした「書籍院建設ノ儀」という建白書により、初の国による近代的図書館「書籍館」が文部省によって設けられ、一時内務省に移管された。また京都では、日本国初の公共図書館「京都集書院」が設けられた。
その後、1895(明治28)年に日清戦争に勝利すると、国立図書館を求める声が高まり、政府は1897(明治30)年4月22日に「帝国図書館官制」を公布して「帝国図書館」が誕生した。またこの時初めて「司書」が規定された。その後、帝国図書館が1906(明治39)年に新築されると、閲覧者数は一日平均数百人を超えるようになった。明治32(1899)年公布の図書館令において図書館という語が用いられたことで、知識階層以外の一般国民にも図書館の存在が定着した。