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SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE ホテルシーモアのお知らせ・ブログ
5月1日、今日は【八十八夜】
更新 : 2012/5/3 14:23
今日は【八十八夜】です。
八十八夜(はちじゅうはちや)とは、雑節のひとつで、立春を起算日(第1日目)として88日目、つまり、立春の87日後の日である。
あと3日ほどで立夏だが、「八十八夜の別れ霜」「八十八夜の泣き霜」などといわれるように、遅霜が発生する時期である。一般に霜は八十八夜ごろまでといわれているが、「九十九夜の泣き霜」という言葉もあり、5月半ばごろまで泣いても泣ききれない程の大きな遅霜の被害が発生する地方もある。そのため、農家に対して特に注意を喚起するためにこの雑節が作られた。八十八夜は日本独自の雑節である。
この日に摘んだ茶は上等なものとされ、この日にお茶を飲むと長生きするともいわれている。茶の産地京都府宇治市などでは、昔ながらの赤いたすきにかすり姿の女性たちが茶畑に入って茶摘みの実演を行い、お茶のPRも兼ねて一般の人達も参加するイベントが行われる。
1,夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る
「あれに見えるは茶摘みぢやないか
あかねだすきに菅(すげ)の笠」
2,日和(ひより)つづきの今日このごろを
心のどかに摘みつつ歌ふ
「摘めよ摘め摘め摘まねばならぬ
摘まにゃ日本(にほん)の茶にならぬ」
『茶摘み』(ちゃつみ)は唱歌。文部省唱歌。作詞作曲ともに不詳。オリジナルの曲名は『茶摘』である。摘という字は小学校で習わないので教科書では『茶つみ』と表記している。
1・2番とも、第3・4節は京都府綴喜郡宇治田原村(現・宇治田原町)に伝わる茶摘み歌「向こうに見えるは茶摘みじゃないか。あかねだすきに菅の笠」、「お茶を摘め摘め摘まねばならぬ。摘まにゃ田原の茶にならぬ」から取られたのではないかという説がある。
また、宇治田原町において伝承・記録されている茶摘み歌には該当する歌詞はないとする説もある。
初夏に見られる茶摘みの光景を歌った歌である。1912(明治45)年に刊行された『尋常小学唱歌 第三学年用』が初出。2007(平成19)年に「日本の歌百選」に選ばれた。
また、小児が2人組で向かい合って行う、「せっせっせーのよいよいよい」で始まる手遊び歌としてもしばしば用いられる。この手遊びでの繰り返しの動作は、茶葉を摘む手つきを真似たものとも言われる。