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SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE ホテルシーモアのお知らせ・ブログ
6月29日、今日は【ビートルズの日】
更新 : 2012/6/30 11:34
今日は【ビートルズ記念日】です
由来は、世界中の音楽ファンに愛されたイギリスのロック・グループ「ザ・ビートルズ」が1966(昭和41)年6月29日に最初で最後の来日を果たしたことを記念して、ビートルズファンが設けたもの。翌日より3日間、日本武道館にて熱狂的ファン1万人の前で公演。前座はドリフターズ。全部で5ステージ、1ステージの演奏時間は30分で11曲だけだった。日本滞在5日間に動員された警察官は機動隊も含め延べ3万5千人。学校をさぼってかけつけた高校生ら6520人が警察に補導された。警視庁では来日前に心理学者を招いて少年少女の心理に関する講習を開催したという。
6月29日に訪日。公演は6月30日および7月1日・2日。7月3日に離日。会場はすべて東京都千代田区の日本武道館大ホール。地方公演は行っていない。司会を務めたのはE・H・エリック。前座として尾藤イサオ、内田裕也、望月浩、桜井五郎、ジャッキー吉川とブルーコメッツ、寺内タケシとブルージーンズ、ザ・ドリフターズ(6月30日・7月1日のみ)が舞台に上がった。この前座バンドについては後にポールが「ハロー・ビートルズ、ウェルカム・ビートルズ、といった歌が聴こえて来た。音楽性は高く評価出来ないがそういう歓待は嬉しかった」と発言している。
しかしその一方で、日本武道館という場所でポップ・ミュージックを演奏する事について批判する者が存在した。街宣車や「Beatles Go Home」と書かれた横断幕の前で街頭演説をする者が現れ、さらに実際にビートルズ側に対して脅迫する者もいた。この為、警視庁は大規模な警備体制を取り、会場内においても1万人の観客に対して3千人の警官を配備し監視を行った。またビートルズ自身も行動が著しく制限され、分刻みのスケジュール厳守および外出の禁止などの措置がとられた。
マイク・スタンドの不備などの問題は生じたが、コンサート自体は事故や暴動などの問題は生じなかった。むしろ厳重な警備もあって(観客は立ち上がったり近づいたりする事が許されていなかった)会場が静かだったため、メンバーは最初のステージで自分達の音が合っていない事に気づいてショックを受け、次のステージまでに慌てて直さなければならなかった。
日本公演の後にフィリピン公演が行われたが、当時のマルコス大統領とフィリピン国民の怒りを買い、コンサート収入をすべて当局に渡して出国するという「フィリピン事件」が起こる。