宿番号:348385
SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE ホテルシーモアのお知らせ・ブログ
7月15日、今日は【中元】
更新 : 2012/7/15 11:05
今日は【中元】です。
中元(ちゅうげん)とは、道教に由来する年中行事で、正月15日を上元、7月15日を中元、10月15日を下元とする「三元」からきたもの。本来は旧暦7月15日である。日本では盂蘭盆と重なり、祖先を供養し、両親らに食べ物を贈る風習が、現在のような形になったという。上司、恩人などお世話になった人等に贈り物をする「お中元」に変化したといわれる。
中元は、地官赦罪大帝の誕生日であり、さまざまな罪が赦される贖罪の行事が催される。また地官赦罪大帝は地獄の帝でもあるため、死者の罪が赦されるよう願う行事も催される。
中国仏教では、この日に祖霊を供養する盂蘭盆会を催すようになった。仏弟子の目連が毎年、亡母を供養した日とされるが、原始仏教には祖霊供養の習慣はなく、中国で生まれた創作話であり、日付も中元に付会させた後付けとされる。盂蘭盆会は中元と習合し、一体化した。
日本では、盂蘭盆会は神道と習合し、お盆の行事となった。江戸時代には、盆供(先祖への供物)と共に、商い先や世話になった人に贈り物をするようになり、この習慣を特に中元と呼ぶようになった。
日本では明治の改暦により、お盆のように、地域により7月15日または8月15日となった。大まかに言えば、東日本(特に関東)では7月15日、西日本(特に関西)では8月15日だが、全国的には7月15日が標準とされ、8月15日のお中元を「月遅れ」と呼ぶ。ほとんどの地域でお盆と同じ日付だが、異なる地域もあり、関東地方の一部ではお中元は7月15日だがお盆は8月15日である。