宿番号:348385
SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE ホテルシーモアのお知らせ・ブログ
7月7日、今日は【小暑】
更新 : 2013/7/9 19:29
今日は【小暑】です。
小暑(しょうしょ)とは、二十四節気の第11番目。六月節(旧暦5月後半-6月前半)。現在広まっている定気法では太陽黄経が105度のときで7月7日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とされる。恒気法では冬至から13/24年(約197.84日)後で7月7日ごろ。期間としての意味もあり、この日から、次の節気の大暑前日までとされる。
梅雨明けが近付き、暑さが本格的になるころ。『暦便覧』には「大暑来れる前なればなり」と記されている。蝉が鳴き始める。小暑あるいは大暑から立秋までの間が暑中で、暑中見舞いはこの期間内に送る。小暑の終わりごろに夏の土用に入る。小寒と互いに半年後・半年前である。大寒と大暑も同じ関係である。集中豪雨が多く発生する時季でもある。
ここホテルシーモアから車で30分、熊野参詣道(熊野古道)「中辺路」(なかへち)の八上王子(やがみおうじ)と稲葉根王子(いなばねおうじ)の中程辺りに、周囲を田に囲まれてぽつんとある小さな森、それが「田中神社」があります。
この神社は昔、田中神社から6kmほど上流にある岡川八幡神社の上手の倉山という山から大水のときに森全体が流れ着いたのだと伝えられます。田中神社の姿を、民俗学者の柳田国男は「日本特有の風景」とし、南方熊楠は「熊野三景の一」としましたが、大正4(1915)年に八上神社に合祀されてしまいます。しかし、熊楠の「合祀されても神林だけは残しておけ」との助言に従い、神社林を伐採せずに残しておいたため、後に複社することができ、昭和31(1906)年に田中神社の森は県の天然記念物の第一号として指定されました。
この田中神社の森は全体を藤で覆われており、この藤は、口熊野・田辺に在住した世界的博物学者南方熊楠の命名により「オカフジ」と呼ばれてます。
そして田中神社の森の裏手にあるハス田では、ちょうど今頃から大賀ハス(おおがはす)の花が咲き始めます。大賀ハスとは、昭和26(1901)年に千葉市検見川の地下6mにあった2000年前の縄文遺跡から、東京大学農学部教授であった大賀一郎博士がハスの種を発見し、発芽生育開花に成功させたものです。
蓮の花は午後には花がしぼんでしまうため、ご鑑賞の際は早朝からお出かけください。