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かずひさん
投稿日:2018/3/4
「定山渓」への愛着が感じられる宿
昔ながらの木造建築で階段や床の軋みが響くせいか、夜は歩く際の注意を促す貼り紙もありましたが、当日の宿泊客に限って言えば、皆さん協力的だったのか、話し声が壁から漏れてくることもなく、静かで快適な夜を過ごすことができました。大手の旅館やホテルに泊まるとほぼほぼ外国人観光客で占められていて、マナー違反や大きな話し声が気になることもありますが、そのような喧騒とは無縁の宿です。
こじんまりとしていて設備やお風呂に派手さはないですが(料理は立派で美味しいです)、客室には観光案内だけではなく、定山渓の歴史を紹介する本の数々、温泉街を支えた人たちの新聞記事などが用意されていて、温泉街の移り変わりを興味深く知ることができました。郷土としての「定山渓」への愛着や思い入れが感じられる宿でした。
時代の流れとともに客層や温泉での過ごし方も変わっていくのでしょうが、昔ながらのたたずまいをいつまでも残していっていただければ思います。応援のためにもまた利用させていただきます。
悠久の宿 白糸からの返信
かずひ 様 この度は当宿をご利用いただきありがとうございました。
「『定山渓』への愛着が感じられる宿」とのお言葉をいただき、たいへん光栄に思います。
また温泉もお食事もお楽しみいただけたようでうれしく思います。
お察しの通り古い木造建築で、お客様同士ご協力をいただいております。しかし休前日や連休などお子様連れのお客さまが増えますと、ちょっぴりにぎやかになることもございます。
定山渓が「美泉定山」により温泉地として拓かれてから150余年、かたや当宿は創業50年ほどでまだまだ宿として「ひよっこ」でございます。定山渓鉄道が開業し、小樽からの道路(当時は日本で2番目の有料道路)も開通し、インフラの整備とともにこの定山渓も発展して参りました。古き良き時代と申しますが、進化することに躊躇することなく残すべきところは残し、これからもお客様に心地よいお時間を提供できるようスタッフ一同精進してまいります。
また機会がございましたら、ぜひご来館くださいませ。心よりお待ちしております。
返信日:2018/4/26