城崎は街を楽しんでいただきたいという話は前回
致しましたが、その町の楽しみ方も昼と夜とで全く
異なります。昼と夜とでは、情緒が全く異なるのです。

昼は、何か温泉街に見られるような落ち着いた雰囲気が
あり、城崎に来たお客様のわくわくするような感情を
感じつつ、まだまだ本番はこれからのような雰囲気を感じます。
それに合わせて、街もまだ力を蓄えた感じた本領を発揮せず、
ただ静かにお客様を迎えています。

そして、夜になれば一気に弾けて賑わい出し、お客様を
とにかく迎える体制が整います。射的場、軽食屋、夜の賑わい、お客様が楽しむ姿。
城崎で楽しんでいる他の観光客を楽しむのも城崎の楽しみ方の一つだと
思います。是非、夜の街にも繰り出してみて下さい。

最後に、朝はお客様の名残惜しさをフォローするように、街全体が
お客様にお見送りをするように余韻を残していきます。お土産物屋さんが
機能し、最後の食事となるお昼ご飯を選ばせる。ぜひ、城崎滞在の最後を
楽しんでいただきたいです。

城崎に来れば、ぜひ、昼、夜、朝とそれぞれの街を楽しんでいただきたいです。
どの時間帯でもお客様を楽しませる街がある。それが城崎を日本において
稀有な存在としている原動力だと思います。これを受け止めるだけの力が
城崎にはある。
城崎にはどうか、長く滞在してそのすべてを体感していただきたいと思います。