宿番号:351470
♪たこはたこでも、たこフェリー♪
更新 : 2010/10/30 18:07
皆さん、こんばんは。すっかり秋本番ですね。
行楽の秋というのに、つい先日、耳を疑うショッキングな話題が…
『淡路島岩屋港と明石を結んでいる明石淡路フェリー(通称・たこフェリー)が11月16日から休止』とのこと!!…
原油の高騰や高速道路割引等の影響だそうです。
以前から何度も苦況が伝えられてはいましたが、「あ〜〜〜、ついにこの日が来たか…」というのが、個人的な気持ちです。
またひとつ、地域の灯が消える…
涙をこらえて、思い出を書きます。
かつて熱狂的プロレスファンだった頃、休みの日に新日本プロレス大阪大会を観戦に行きました。
車で岩屋港まで行き、これも今は無き播但汽船で明石に渡り、JRで大阪駅まで。その後、地下鉄御堂筋線に乗り換えて、なんば駅で下車。徒歩数分で、目的地「大阪府立体育会館」に到着。自ずとテンションも最高潮に。
第1試合から観戦し、声を枯らして声援を贈り、結果に一喜一憂しながら、あれよあれよという間に、メインイベントへ。
実はここで、重大な問題が…播淡汽船の明石発岩屋港行きの最終が確か21:30、また岩屋港の駐車場も確か22:00に閉まってしまう…どうする?どうする?試合途中で諦めて帰途につくか、結果が気になるから最後まで見るか。どうする?どうする?
迷いに迷った末、試合終了まで観戦を続けました。21:00をゆうに過ぎていました。
結果、播淡船では帰れず、たこフェリーで帰ってきました。
当時、夜でも確か1時間に2本あったので、「便利やなあ」と思ったのを思い出します。
無事、島に帰ってきましたが、当たり前ですが車が出せません。
「迎えに来てもらお」軽い気持ちで家内に電話したのですが、「あほか!」と一喝。当たり前ですよね。深夜に近いし、翌日も朝から仕事やし、家から2時間かかるし、普通来ませんよね。
しょうがないので、たこフェリーの切符売り場兼待合所で、翌朝まで過ごしました。最初はゲーム機で遊んだりプロレスのパンフレットを読んだりしていましたが、こういう時の時間の経つのって、何故か普段よりとてつもなく遅いですよね。すぐにやることが無くなり、朝まで本当に退屈でした…寝ようとしてもすぐ目が覚めるし…
朝、播淡汽船の駐車場のシャッターが上がった瞬間の嬉しさは、今でも忘れません。
一つ言えることは…「本当に、本当に、残念だ。」
【フロント 土井】