京都・左京区にある「岡崎神社（おかざきじんじゃ）」は、可愛らしいうさぎのモチーフが境内の至る所にあふれることから「うさぎ神社」として親しまれている、知る人ぞ知る癒しのパワースポットです。正式には「東天王 岡崎神社」といい、平安京遷都の際、王城守護のために桓武天皇によって創建された由緒ある神社です。

ご祭神は、素戔嗚尊（すさのおのみこと）とその妻・櫛稲田姫命（くしいなだひめのみこと）、そしてその間に生まれた八柱の御子神たち。多産の象徴であるうさぎが神の使いとされており、古くから「子授け」「安産」「縁結び」「夫婦和合」のご利益があると信仰されています。

境内の見どころは、なんといっても「狛うさぎ」。通常の神社では狛犬が鎮座する場所に、ここでは愛らしい石造りのうさぎが迎えてくれます。拝殿前の狛うさぎは、頭を撫でると縁結びや夫婦円満のご利益があるとされ、訪れる人々が次々と手を伸ばします。また、手水舎には「子授けうさぎ」の像があり、水をかけてお腹を撫でると子宝に恵まれるといわれています。

さらに、拝殿奥には「招きうさぎ」が左右に鎮座。右手を挙げたうさぎは金運招福、左手を挙げたうさぎは良縁成就のご利益があるとされ、写真映えするスポットとしても人気です。境内には提灯や絵馬、お守りなどにも可愛いうさぎが描かれており、見ているだけで心が和みます。

岡崎神社は、静かな住宅街の中にありながら、まるで別世界のような落ち着いた空気が流れています。朝の時間帯は特に人が少なく、ゆっくりと参拝や撮影が楽しめる穴場の時間帯です。授与所では、うさぎモチーフのお守りやおみくじも人気で、女性を中心に多くの参拝者が訪れています。

アクセス：
東急バケーションズ京都からは徒歩12分。平安神宮や南禅寺などの観光地と合わせて巡るのもおすすめです。