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夏にぴったりの干菓子
更新 : 2012/5/25 5:24
皆さま、こんにちは。
今回は、これからの季節にぴったりな干菓子のご紹介です。
松本駅からバスで10分程の「豆庵」という名前の和菓子屋さんに行って参りました。
写真の干菓子は手前が「琥珀」、奥が「寒氷(かんこおり・かんごおり)」というものです。
どちらも寒天と砂糖で作られていますが、製法が異なるので見た目も違っています。
手前の琥珀は、周りが砂糖の膜でサクッとしていて
中は寒天のしっとりとした食感の、とても繊細なお菓子です。
見た目も綺麗ですが、サイダーや桜など様々な味が楽しめます。
寒氷は、関西では「すり琥珀」と呼ばれることもあります。
様々な型でくり抜いたものが和菓子屋さんに並ぶことは多いですが、
写真のように大きなサイズで売ることはまずないとのことで、手間のかかる寒氷が一袋に沢山入っていてかなりお得です。(青がシャンパンサイダー、ピンクが桃、緑が抹茶、黄色がオレンジなどの柑橘系です。)
寒氷は砂糖の味しかしない…と思う方もいらっしゃるかと思いますが、
豆庵さんの寒氷は、最後にほんのり香りと味を感じることができます。
香料は強すぎるため、リキュールで味をつけてあるとのことです。
本来干菓子は、薄茶を頂くときに食べるものなので抹茶味はご法度ですが、
最近では琥珀や寒氷をコーヒーや紅茶に合わせて食べる人が増えたので、
様々な味を楽しめるように特別に作っているんだそうです。
琥珀と寒氷は、しっかりと高温で乾燥させて作る干菓子で、
冬の寒さが厳しい長野では、機械の温度が上がりきらないため、
満足のいくものを作ることが難しいそうです。
豆庵さんでは冬の間はこのお菓子の販売はしていません。
琥珀・寒氷は両方とも常温で1ヶ月以上保存できます。
お茶のお供にも、お土産にもぴったりなお菓子です。
豆庵さんの旦那様、奥様お二人ともとても親切な方で、
和菓子の知識がほとんどない私に熱心に説明してくださいました。
松本にお越しの際には、是非お立ち寄りくださいませ。
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