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星野リゾート 界 松本のお知らせ・ブログ
信州最古の蔵元 心温まる日本酒
更新 : 2012/11/21 20:29
長野県には数多くの蔵元があります。
その中でも一番古い蔵元、なんと1540年創業、酒千蔵野(しゅせんくらの)をご紹介致します。
酒千蔵野は川中島合戦で有名な川中島に位置します。
現在この歴史ある蔵元で杜氏を務めているのは、県内唯一の女性杜氏、千野麻理子さん。
酒千蔵野は、代々女系家族だったそうで、ずっと女性が酒蔵を支えてきました。
(江戸時代には、“和醸良酒”といって、和を以って醸すとよいお酒 ができるが女性が入ると気がそがれることから、女性がお酒を作ることは禁止されていたそうです)
千野さんは言います。
「お酒達には個性があるんです。素直でいい子もいれば、手のかかるヤンチャな子もいる。毎日その表情を変えるんですね。
私は学校の先生のような存在かもしれません。みんなの良いところを引き出し、悪いところを直すように導いて行くんです」
現在、酒千蔵野では、代々受け継がれる伝統的な方法を守りながらも、若い人の日本酒離れを懸念し、スパークリングワインのような、日本酒がお苦手な人にもおすすめな「純米のシャンパン」なども開発しています。
現在界松本では、
「昔ながらの手造りの旨味にこだわり、ふくよかな味わいを持たせた」日本酒、
「幻舞(げんぶ)」と、
純米のシャンパンとも言われる、華やかでフルーティーな香りと、ジューシーな口当たりが自慢の
「Fuwari-Suisui(ふわりすいすい)」
を取り扱っています。
これから寒い冬がやってまいりますが、千野さんのつくる心のこもったお酒は、人々の心をとっても温かくしてくれそうです。ぜひ、当館の冬の味覚とともにお楽しみください。
酒千蔵野ホームページ
http://www.shusen.jp/index.shtml