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自家源泉「天峰の湯」につかり、高原の自然・空気を満喫

乗鞍高原温泉
長野自動車道松本ICより国道158号線約30Km、前川渡を左折し約10Km。

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宿泊施設ブログ

  • 貞享義民記念館

    更新 : 2023/11/1 9:39

    本日も休暇村乗鞍高原のブログをご覧いただきありがとうございます。

    先日安曇野市三郷の貞享義民記念館に行ってきました。
    最近訪れた博物館の中でも特に満足度の高い施設でしたのでご紹介したいと思います。
    全国的にも珍しい百姓一揆をテーマにした歴史記念館です。

    【松本藩貞享騒動とは】
    貞享3年(1686年)当時の松本藩の年貢は周辺の藩と比べても非常に厳しいものでした。
    不作にも関わらずの重い年貢に耐えかねた多田加助をリーダーとする農民有志が松本城に
    年貢低減を直訴に向かいます。
    これを伝え聞いた周辺の農民も城下に集結し、松本城を1万人余りが取り囲む大騒動に発展した。
    藩主の水野忠直は参勤交代により江戸にいたため留守をあずかる家老たちは騒動を納めるため要求を受け入れ、農民達は引き上げた。
    しかし、その後家老たちは受け入れを撤回し、藩主の許可を得て加助やその子どもも含め28人を捕らえ処刑した。

    館内ではまずシアタールームで貞享騒動を20分程の映画で学ぶことができます。
    立体的な舞台装置と映像が絡み合いストーリーを盛り上げます。

    その後は館内に展示されている貴重な資料を見学できるのですが係員の方の説明が素晴らしく

    「地図で見てこのあたりの地域の一揆参加がないのは村の農作物が〇〇だったからです」
    「処刑対象が〇〇にまで及んだのは歴史的に見ても非常に稀なことです」
    などといった資料を読むだけではわからない一歩踏み込んだ解説が聞けます。

    また加助伝説と呼ばれる伝承も残っており、処刑の際に松本城を睨みながら「二斗五升挽だぞ」と
    叫び絶命すると城がぐらりと大きく傾いたといいます。

    松本藩に裏切られる形で無念の最期を迎えた多田加助ですが、その後藩主の水野家で祟りともとれる悪い事が続いたこと、
    そして民のために立ち上がった功績の大きさから名誉を回復し、
    地域の英雄として現代まで語り継がれる存在になっていきます。

    今月22日は多田加助の命日となっておりますのでぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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