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大破砕帯を突破して作られた関電トンネル【黒部ダム】
更新 : 2024/7/14 7:41
今回は、富山県立山町にある黒部ダムの歴史をご紹介します。
黒部ダムは、関電トンネルを含めると富山県と長野県の県境にあり、長野県側は扇沢駅からアクセスできます。
扇沢駅から黒部ダムまでは車の乗り入れができないので、関電トンネル電気バス(通称・eバス)に乗車します。
大人往復運賃3200円、小児往復運賃1600円、eバス所要時間片道約15分です。
黒部ダム観光は、見どころがたくさんあり、関電トンネルもそのうちのひとつです。
関電トンネルは、黒部ダム(通称・くろよん)建設にあたり、最大の難所だったと言われています。
大町側から掘削していた際に、約80mにも及ぶ大破砕帯と遭遇し、一度は工事が中断。
破砕帯とは、岩盤の中の岩が細かく割れていて、地下水を溜め込んだ軟弱な地層です。
そこから北アルプスの冷たい地下水が毎秒660ℓで噴出し続け、低体温症になる作業員もいました。
そこで、水を抜くトンネルを掘り、薬剤とセメントで地盤を固める方法を実施。
7ヶ月もの時間をかけて大破砕帯を突破し、1958年(くろよん建設開始から約2年)に関電トンネルが開通しました。
黒部ダム展望台やレストハウスなどの至る所に、破砕帯の湧水があります。
ひんやりと冷たい湧水で、ダム展望台まで220段の階段を登った後は、格別に美味しかったです。
黒部ダムは上り下りの多い観光スポットなので、よく水分補給をとりながら各名所を巡ると良いでしょう。
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