宿番号:355884
戦没画学生慰霊美術館「無言館」
更新 : 2025/12/23 12:40
皆様、こんにちは。寒い日が続きますが、お元気にお過ごしでしょうか。
本日は、上田市にある「戦没画学生慰霊美術館 無言館」をご紹介いたします。
無言館は、信濃デッサン館の分館として1997年に開館した美術館です。
日中戦争および太平洋戦争で戦死した画学生たちの作品や、遺品などの資料を収蔵、展示しています。館内の壁に沿って絵画を展示し、それぞれの作品の近くに画学生たちの手紙、スケッチブック、パレット、手帳、写真などが展示されています。
絵画では、日高安典【ひだかやすのり】(1918〜1945)が恋人を描いた『裸婦』。佐久間修【さくまおさむ】(1915〜1944)が妻を描いた『裸婦』。太田章【おおたあきら】(1921〜1944)が妹を描いた『和子の像』。伊澤洋【いざわひろし】(1917〜1943)の『家族』など、恋人や妻、家族など、親しい人を描いた作品があり、エピソードが添えられています。
2008年には隣接地に第二展示館「傷ついた画布のドーム」を開設し、無言館だけでは展示しきれない画学生の作品を展示し、「オリーヴの読書館」、レストランを併設しています。
いずれも、志半ばで散った戦没画学生の情熱や思いが伝わる作品群です。
森の中にたたずむ美術館は静寂そのもの。
控えめな照明のもとで一枚一枚、じっくりと見学することが出来ました。
物言わぬ若人の力強い筆致と共に、館主の窪島誠一郎さんの熱意も伝わってくる美術館でした。
長野県にお越しの際にはぜひ足をのばしてみて下さい。ただ、館内は床が石造りで底冷えがしてとても寒いです。暖かい服装でお出かけ下さい。
無言館
〒386-1213 上田市古安曽3462
TEL 0268(37)1650
FAX 0268(37)1651
開館時間 9:00〜17:00
休館日 毎週火曜休(祝日の場合は翌日)
料金
一般1,000円/高大生800円/小中生100円(第二展示館と共通)
駐車場 15台
交通アクセス
上信越道上田菅平ICより車で30分。上田電鉄別所線塩田町駅下車徒歩30分。
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