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城崎温泉 お宿 白山 花まんだら【湯亭 花のれん】【花地蔵庵】のお知らせ・ブログ
外湯は、極楽浄土への入り口♪
更新 : 2012/5/26 23:40
だそうです。江戸時代には^^
宮崎駿監督のアニメ、「千と千尋の神隠し」に出てくる
湯屋【油屋】に見られるように、銭湯は、神社仏閣のような建築様式です。
前のブログでフロントの斎藤さんが書いていますように、
当館の敷地内と言えなくもない位近いすぐそばの外湯「まんだら湯」。
名前からして、仏教の曼荼羅から取られたネーミング^^
この「まんだら湯」の屋根も唐破風(からはふ)という、
神社に見られるような真ん中が凸型、両側が凹型の
非日常の形態を取っています。
昔から湯屋には、神が住むと言われ、風呂屋を建築するのも、
宮大工だったようです。
外観を神社仏閣に似せて非日常を演出するとともに、
たぶんに宗教的な意味合いで、湯につかる事が、娯楽であり、
極楽浄土への入り口と言われていたようです。
今の日本人も昔の日本人も変わらず、お風呂好きだったようですね。
水資源が豊富で、地震国のせいで、温泉があちこちから湧いている
日本ならでは、昔から湯につかる快感を極楽、極楽〜と楽しんでいたのでしょうね。
今でこそ、各家庭にお風呂がありますが、
私の子供の頃は、各家庭にお風呂があるのは、珍しく、
都会でも同様で、皆銭湯にいったものです。
城崎は、昔から皆外湯に行っていましたので、
私は、大学生の頃も平気で銭湯に行きましたが、
同級生の中には、銭湯に行ったことがないので、風呂付きのアパートに
住んでるという人もいて、びっくりしたことがあります。
子供の頃から外湯に行っていたので、入浴マナーには、大人は煩く、
かけ湯をせずに湯船に飛び込まない、目上のおばあちゃんに会ったら、
背中流しましょうか?という。
びちゃびちゃの体で、上がらず、必ず、タオルで先に体を拭いてバスタオルを使う。
脱衣籠の衣類はきちんと畳む。など親ではなくても、他所の大人が、
騒いでる子を見ると、「おまえは、どこそこのこだな?」と怒られました。
小さな町なので、顔が売れて子供は、悪さしてもすぐばれます^^;
行儀が悪いという言葉を言われない為、
湯の町の子はいつのまにかマナーを覚えました。
外湯がコミュニケーションと子供のしつけの場だったんでしょうね。
そんな極楽への入り口が当館横にございます^^
ぜひ、一度極楽、極楽〜しにお越し下さいませ♪
館主