大変お待たせいたしました。

白山グループが一句につき300円を東日本大震災義援金として

日本赤十字社を通して寄付させて頂いております。

7月復興支援でご投稿いただきました俳句の入賞者様の発表です。

【優秀賞】1本　クオカード2千円

幼声　たまやたまやと　花火かな　　木原 由佳里　様
　　
評　花火の揚がる度に子の歓声。技巧のない共感のある一句。


【旨いで賞】2本　クオカード1千円

　　蜩の岩肌に染む　露天の湯　　辻　智之　様
　　　
評　原句 城崎の　岩肌しみる　日暮らしの声　上五を下五に置き換え
　　城崎の　を　露天の湯　に　添削。蜩の郷愁を誘う声に詩情あり。


　　　　　　　　 ゆ
虫の声　はやも温泉街に　聞きにけり　　三宮　陽太　様
　　　
評　原句 温泉街に来たる夏　を　はやも温泉街に　と　添削。
　　未だ夏と言うのに温泉街に虫の声。　情感ある一句に。


【佳作】2本　クオカード五百円

湯けむりの 中に花火や　夢かとも　　そらちド　様

評　原句　夢心地　を　夢かとも　に添削。珍しい情緒ある一景。　
　　

晴れし夜の　空にきらめく　花火かな　　春田　啓介　様

評　原句　炎天下　きらめく夜空に　花火咲く　を　　晴れし夜のに
　　花火咲く　を　花火かな　に添削。晴れたまま夜空に　がこの句の力点。　　　


選者　吉田春命先生　


当選者の皆様、おめでとうございます。

9月のお題は「秋」、「旅行」、「敬老」です。

藤井