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中洲の夜を灯し続ける 屋台「伸龍」
更新 : 2025/1/31 10:54
福岡の夜を彩る屋台街。
今や天神、博多、長浜と市内各所で賑わいをみせている屋台ですが、
中洲の屋台街も歴史ある特別な場所です。
中洲1丁目に位置する屋台 「伸龍(しんりゅう)」は、
地元の人々だけでなく観光客からも愛される老舗。
店主の畠ゆき(はたけゆき)さんにお話を伺うと、
屋台文化を通して人々を繋ぐ場所を守り続けることへの
想いを知ることができました。
◆屋台の歴史と「伸龍」の歩み
戦後の簡易店舗として日本中に広まった屋台。
全国的に衰退の一途を辿る中で、盛り上がりを見せているのが福岡市の屋台街です。
衛生面の悪化や不法な運営方法により縮小が迫られる中、
高島市長が2011年に「屋台のあり方を検討し、残していきたい。」
と唱えたことが福岡屋台街復興のきっかけとなりました。
その後環境や運営システムの整備を図り、
さらに屋台の公募を募ったことで若者の参入も進みました。
そんな福岡屋台の中でも中洲エリアの老舗店として
人気を誇るのが「伸龍」です。1987年に創業し、
当時わずか12件しかなかった中洲屋台の一角を担いました。
その後、大型商業施設のキャナルシティ開業が追い風となり、
中洲全体に活気が溢れていました。
「ここ10年で中洲の屋台街がメディアに取り上げられる機会も増え、
最盛期の賑わいを取り戻し始めました」と語るのは、店主の畠ゆきさん。
「伸龍」も時代に合わせて変化してきました。
「2013年の条例改正で屋台の継承が直系親族に制限されるようになった際には
夫から引き継いだこの店を守り、今は息子家族や娘も手伝ってくれています。
この店を未来へ繋ぐことが私の目標です。」と、畠さんは優しく微笑みます。
次回は、「屋台の日常と大変さ」についてお伝えします。
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