宿番号:356529
香住 しばやま荘別館 山水苑のお知らせ・ブログ
「汁吸い」って、わかります?
更新 : 2010/7/15 8:58
今日のお客様の吸い物にお出ししたのですが、
スタッフ 「しるすい」です。
お客様 「・・・?、シ・ル・ス・イ!」
スタッフ 「黒口と亀の手の吸い物です」
お客様 「クロクチ? 亀の手?」
黒口と言うより、イ貝(ムール貝の種類)の小さい物と言った方がわかりやすいかも知れません。
亀の手も、実際の亀の手ではなくて、のような形の貝、正確にはフジツボの親戚で、甲殻類の仲間です。だから、味は、カニやエビに近いです。
とにかく、こいつらを、刺し昆布をしながら茹でると、磯の香りの強い、良い出汁がでます。
で、香住では「汁吸い」といって吸い物にします。
小さくて身を食べるのがめんどうなので、汁だけという方もいますが、
もちろん、大体の方は、汁だけではもったいないので、飲んだ後は身も食べることになります。
でも、食べ方に、けっこうコツがいるんですヨ。
黒口は、小さい上にヒゲがありますので、そのまま食べるとモシャモシャして口に残ります。
そこで、ヒゲのほうを持って、身をチュルンと口に入れてからヒゲを引っ張ると、身だけ口の中に残るという寸法です。
これが癖になる味で、うまいのです。
また、亀の手は、爪のようなところは硬いので、手の腕に当たる部分(チョッと変な言い方ですが)の皮をペッリと剥いていきます。そうすると身のような肉が出てきますので、それを抜いて食べます。
味はカニのような、エビのようなで、食感はやわらかい貝のような感じです。
これも、また旨し!なのです。
お酒にもよく合うし、食べ始めると終わりまで食べてしまう感じです。
機会があれば、ぜひ一度、お試しあれ♪。
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