この短い季節だけ見る事ができる、紀伊上臈（きいじょうろう）ホトトギスという絶滅危惧２類に指定された非常に珍しい花を見てきました。

ホテルから約30分ほど離れたすさみ町の山の奥で見る事ができます。

優雅な貴婦人を思わせるユリ科の多年草で、石垣の壁に適度な水蒸気と朝日程度の太陽光で育つ条件の厳しい花です。

20数年前にはわずかであった花を増殖し、今では1万株まで増やしすさみ町佐本地区を代表するお花となりました。

すさみ町佐本地区に行くとまず、地区の方々がそれぞれ花を栽培されており、皆さんの花に対する愛情を感じました。また川の水は驚くほどきれいな清流が流れており、空気も澄み、マイナスイオンたっぷりの自然に囲まれた良い地域です。

今年は例年にない猛暑が影響してか、残念な事に咲く花が少ないそうですが、咲いている花は可憐でつやつやとしており、見ていて飽きを感じさせません。

またこの期間だけ営業している、カフェが佐本の深谷地区という場所にあり、ここでもたくさんの種類のホトトギスが栽培されており、眺める事ができます。

Cafe Phono(カフェ・フォノ)とよばれる大変おしゃれな空間で心地よいジャズと手作りケーキ、無農薬自家焙煎コーヒーからオーガニックティーまで本格的な味を楽しむことが出来ます。
私もケーキとコーヒーを頂きましたが、まさに至福のひとときでした。

10月17日まで営業しているそうです。また今年の紀伊上臈は開花が遅れた為に10月半ばが見ごろを迎えるそうですので、一度見たい方はお早めにどうぞ。

ホテルにて道案内もできますのでお気軽にどうぞ！