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    「山滴る」

    更新 : 2016/8/10 10:58

    こんにちは、おおまち小太郎です。

    「山滴る」は、俳句の夏の季語であり、登山用語でも使われる言葉です。
    みなさんは、ご存知でしたでしょうか?

    実は現在あまり「山滴る」と言うことばを
    使われる事がないそうですが、俳句の季語としては実在している季語なんです。

    今日は「山滴る」の意味などについてお話します。
    「山滴る(やましたたる)」の意味とは、
    まるで水が滴りそうなほどに緑が瑞々しく、
    美しい夏山の様子を表現した季語です。

    比較的、春の季語である「山笑う」は有名ですが、
    春以降の季語は残念ながら意外と知られていない様です。

    山笑うとは?その意味や由来!
    季節ごとの”山○○〜”の季語
    春・・・山笑う
    夏・・・山滴る
    秋・・・山装う
    冬・・・山眠る

    山滴るの由来は、中国の北宋時代の山水画家
    ”郭煕(かくき)”の著書である
    『臥遊録(がゆうろく)』からとされています。

    絵画の極意として書いた文章に、以下の様な文章で四季を表しています。
    ・春山淡治(たんや)にして笑うが如く
    ・夏山蒼翠(そうすい)にして滴るが如く
    ・秋山明浄(めいじょう)にして粧うが如く
    ・冬山惨淡(さんたん)として眠るが如く

    『臥遊録』には以下の文章も記載があります。

    「右の詩の心を以て季に春ハ山笑ふ、秋ハ山粧、冬ハ山眠る、
    と三ツ出して夏の山滴を季に用ひざも俳の掟て也」

    その後、山水画の画論や山水について集めた『王氏書画苑』の中で、
    郭煕の山水画論について、子である
    ”郭思”が編集した『林泉高致(りんせんこうち)』より
    『山水訓』の一章が出典元であり、そこから季語として山滴るが
    引用されたのが由来です。



     

     

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