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ピッコロホテル オペラ軽井沢のお知らせ・ブログ
セビリアの理髪師
更新 : 2010/5/27 18:52
先日、上田市にあります 信州国際音楽村 の ホールこだま でオペラ形式のコンサートを鑑賞してきました。
まず 信州国際音楽村 ですが 財団法人になっており上田市の南側の小高い丘の上に作られたホールで浅間山をはじめ菅平高原や志賀高原方面の山並みが真正面に一望でき、また後ろを振り返ると八ヶ岳や蓼科、、日本アルプスの山並みが見える、、という絶好のロケーションでありました。 そこにホールこだま があり この建物は木造建築で会場内の椅子も木製、、舞台もみんな木製、、という温かい雰囲気の会場でした。 他に野外劇場、ひびき があり これまた木造建築で椅子に芝生席も合わせて1000席ある、という本格的な野外劇場でした。 ホールこだまの方は300席で今回のコンサートは満席となっておりました。 出し物は ロッシーニのオペラ 「セビリアの理髪師」 です。 オペラといっても出演者は7人、それにオーケストラの代わりにピアノ、、そしてナレーションが1名ついて少人数の公演でした。 普通のオペラと違っていろいろな工夫がこらされ、歌は原語のイタリア語ですが レチタテイーヴォ (いわゆる 抑揚をつけたセリフ)の部分が舞台正面の観客のうしろの上段にいるナレーターによって語られ、セリフは歌手たちの「クチパク」 で語られるのです。 そのセリフは日本語なので観客は劇の内容をほとんど理解できるようになっております。 このナレーションが上手で、楽しく、喜劇の楽しさが十分に伝わってきます。 観客には子供たちもおり、彼らは終始楽しみながら、そして笑いながらオペラを観ておりました。 とっつきにくい オペラ もこんな工夫をするとさらに多くのファンができてくるのではないかな、、と思いました。 この子供たちが将来オペラの世界で活躍すればうれしいですね、、 選曲も ロッシーニのオペラブッファ(喜劇)を選んだのは正解ですね。 もちろん大人も十分に楽しめ、オペラのアリアは歌手たちは全力で歌ってくれて大いに盛り上がりました。
「ブラボー!!」 という声もかけられオペラ座にいる雰囲気にさせてくれました。
わがオペラ軽井沢でも間もなく恒例の「オペラアリアコンサート」が6月5日に開催されますが このような工夫も面白いのではないかと考えさせられました。
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