宿番号:369904
ピッコロホテル オペラ軽井沢のお知らせ・ブログ
<爺 の 星 3 > 両陛下
更新 : 2012/9/1 7:57
今年も両陛下が軽井沢においでになりました。
昨年からですが 宿舎は なんと ピッコロホテルオペラ軽井沢のお隣になり、今年も8月23日から4日間ご宿泊なされました。
26日(日曜日)の朝、両陛下は近所を散策なされ私どものホテルの前にいらっしゃりお迎えしたところお声をかけて下さりそれからかれこれ20分間お話をいたしました。
リタイアー後にホテルを始めたこと、ご近所の事、、皇宮警察の警備の方々が泊っていること、、など、、 陛下は「それは御厄介をおかけいたして、、」 とおっしゃいましたので、「いえ、、こちらこそありがとうございます、、、 おかげさまで 儲けさせていただいております、、」 と申し上げましたらお二人でお笑いになりました。
そのうち こちらがホテルですか、、と 看板を観てそのままホテルの玄関前までお越しになりまたまたお話がはずみ、客室がオペラのヒロインの名前になってます、、と申し上げると皇后さまがそれでは椿姫などありますか、? とおっしゃり、 いえ、、ヴィオレッタはありませんがトスカとか、ロジーナなどがあります、、とお答えしたり、、家内と音楽の話がはずみ シューマンの歌曲の「クルミの木」の伴奏のお話や、、手が関節炎で痛くなっていることをお話したら 琵琶の葉の湿布が良い、、とお教え下さり、、まことにきさくなお人柄で、またお話を頂いている間中、けっして目をお逸らしにならなかったり、なんでもご興味をお持ちになりしかも積極的に行動なさり両陛下お互いにおいたわりになりまことに美しく、お年を召したご夫婦の理想のお姿の様に感じました。
ご高齢にもかかわらず日常の激務をこなされて、 お二人の想い出の軽井沢にお出でになるときがきっとごゆっくりなされるときなんだろうな、、と 感じました。
来年もお元気でお出でをおまちしております、、またその時にはピアノもございますのでお弾きにお出かけ下さい、、とお話してお別れをしました。
両陛下を 「爺の星、、」 に お入れするのはまことに失礼かとは思いますが まさにわれわれ年寄りの理想の夫婦像、、かと 拝見いたしました。
その日から毎日心ウキウキ過ごしております。
夏の終わりの楽しいひとときでした。