新館「陽邸　さなえ田」は、２００坪の敷地にたった６室。

木造２階建てですが、プライバシー重視の観点から各客室の間の壁に通常の２倍の防音シート、ＡＬＣ板などを使用し、又柱を交互に配するなど防音に気をつけた造りになっています。

ＲＣなどと違い、木造は、どうしても防音に弱く本館、隣の離れなどは、改装しましたが、音の課題はどうしても残ります。ホテルのようなＲＣの造りならいいのですが、そうすると木造のよさがなくなってしまいますので、痛し痒しですが、趣を残して防音も満足させるという難しい注文に設計士さんが、見た目は木造、構造体はＲＣと同様という設計をしてくださいました。

もともとさなえ田、里山の四季の地盤は、山の裾の為、岩盤で２ｍも掘るとすぐ支持層に当たる為、
地震にも強い地盤です。
さなえ田のロビーにいるとなんとなく地面に引っ張られるようなどっしり感がするのは、私の思い過ごしでしょうか。。

ロビーの梁や柱なども通常より太いものを使って、今後１００年たってもくるいがない構造体をということで、設計して貰いました。

たった６室と２つのロビー、２つの貸切露天風呂を作るのに、着工からおよそ半年も掛かって出来上がった建築物になります。

お部屋は、２間続きですので寝室には、最初から高反発のマットレスのお布団をご準備しています。
仲居さんは、基本お部屋には伺いませんので、チェックイン後お子様連れのお客様などは、すぐに赤ちゃんやお子様に横になって頂けます。

山のふもとなので、聞こえるのは、風の音やふくろうの声、庭のせせらぎの音だけです。

忙しい日々にちょっと疲れたな〜と思われた時に、最適です。