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有馬温泉 月光園 游月山荘のお知らせ・ブログ
【有馬からの四季便り】瑞宝寺公園紅葉茶会の様子
更新 : 2011/11/26 14:35
皆様、こんにちは!
先日は瑞宝寺公園の紅葉の様子についてお話しさせて頂きましたが、
今日は【瑞宝寺公園紅葉茶会】についてご報告させて頂きます。
赤い美しい紅葉が舞い落ちる中、天幕の中には穏かな一時を楽しむ方々がいらっしゃいました。
芸妓さん達にお抹茶と和菓子を出してもらい、一緒に記念撮影をしながら歓談する人々。
一回800円のこのお茶会は、お茶を目の前で点てる姿も見られるのが人気です。
何より、美しい紅葉の下でこの「和」を追求した時間を感じられるのも魅力の一つでしょう。
「茶道」は、その1つ1つの動きや作業に、かなりの集中力を使う物だと私は常々考えています。
畳の上を移動する時も、お抹茶を点てる迄の動作も、点てている最中も、気を抜けば一瞬で台無しになってしまう。
そう感じてしまうのです。
そのような考えを持ちながら、今回の撮影に臨んだのですが
とても静かにお茶を点てていく女性に、自分も含めて周りの人達もカメラを向けていましたが、彼女は微動だにしませんでした。
レンズ越しに見つめる横顔は真剣そのもので、けれど堅いモノではなくとても流れるような綺麗な動作でした。
お抹茶を丁寧かつ優雅に点てていく姿は、まさに「和」の真髄ともいえる光景でした。
これが茶道を本格的にする人の「空気」であり、「姿」なのだと思うとこちらも自然と緊張してしまいました。
下手な写真を撮ったら失礼な気もしたので、何枚も撮ってしまい、
気付けば写真を撮っているのは自分だけという状況になっていました;
また、今回の茶会でお話をした芸子さんは、お二人とも優しく穏かな方で多くのお客様に笑顔で話しかけられていました。
私は今回、初めて瑞宝寺公園のお茶会に出席しましたが、とても有意義な日になったと思っています。
かつて太閤こと「豊臣秀吉」様がこの公園を『飽きる事がない』と言い、日暮れまで居続けたというのも分かります。
この紅葉の下で美味しいお抹茶と和菓子を楽しめるのは、今月の23日(祝)までとなっております。
それまでに有馬温泉でご宿泊される後予定のある方は、是非一度このお茶会にお越し下さいませ。
優しく流麗な「和」の空間が、貴方の訪れを待っています。
月光園
林