いつかのクリスマスの頃の話、当館でもクリスマスらしい雰囲気を出そうという話になり、裏のテラスの庭と木に、イルミネーションの飾り付けをする事になりました。張り切ってグッズを購入したものの、なんせ素人のする事、うまい具合にいきません。料理チーフが一張羅のジャンバーを破いてまでも、登ってデコレーションした木は、まるでおどろおどろしいアメーバーの様。（そもそも木が『モミの木』ではなく『もみじの木』というところから間違っていると私は思う。）そして、庭に大きく描いた五角形の星は、見る場所が近すぎて何の模様か分からずじまい。極めつけはライトの色が赤いため、『大きなお星様』というより、どこからどう見ても『巨大なヒトデ』。もし宇宙人が存在するならば、遠く離れた宇宙から「一体これは何のメッセージか？」と頭をひねらせている事でしょう。

　5日に神戸に行きました。ルミナリエが始まって、最初の日曜日だったせいか、大変な渋滞で三宮駅から車は全く動かずじまい。この季節、どうしても気持ちがキラキラと輝く方へ向いてしまいがちですが、今年は少し趣向を変え、当館でのクリスマスディナーはいかがでしょう？人ごみの喧騒を避け、ひっそりと山の中で過ごすクリスマスも、中々「おつ」なものかもわかりませんね。

　さて、この写真はジャンバーを破いた料理チーフが、新たにチャレンジしたオリジナルの『クリスマスツリー』です。暗いのでよく見えませんが、ぺットボトルをリサイクルして作成した物です。（正し10秒に一回位しか光りませんので、見るには根気が必要です。）ツリー共々皆様のお越しをお待ちしております☆