あれは4月の中旬位だっただろうか。普段は全くといっていい程食べないのに、何故かむしょうに「生レバー」が食べたくなり、焼肉屋へ出かけた。おいしく頂き、それから数週間後にあの食中毒がおきた。ユッケばかりが取り上げられているが、どんなに気を付けても菌を完全に取り去る事は不可能なので、生肉を食べるという事は危険な事なのだそうだ。とは言っても、菌にあたる人とそうでない人がいるので、最終的には「自己判断、自己責任」に委ねられるらしい。

　それで私はどうしよう？食べられないと思うと、妙に食べたくなるのが人の常。しかし過去2回、生ガキにあたった経験もあるし、残念だけど生肉はもうやめておこう。…という事は、あの時食べた生レバーは、私の人生において、紛れもない【最後の晩餐】だったのだ！　
　
　「もっと味わって食べればよかった。」と思いつつ、急に食べたくなったのも、今にして思えば、��虫の知らせ��(腹の虫？)だったのかもしれない、と思う今日この頃なのだった。