コンタクトレンズは、なぜ黒目の真上に乗るのでしょうか?ひと口に「目」と言っても、黒目の部分と、白目の部分ではカーブの仕方に差があります。黒目は白目よりもわずかに盛り上がっており、コンタクトレンズは、その黒目のカーブに合うように作られています。だから、自分に合ったコンタクトレンズを使用する限り、レンズと目のカーブがうまくフィットするのです。また、レンズは黒目をおおう涙の上に浮かんでいるので、レンズと黒目の部分は、涙を媒介に互いに引っ張り合う関係にあります。そのため、レンズの位置が安定し、黒目の上にちゃんと乗り続けるのです。ただし、黒目部分の角膜には血管がなく、酸素の供給は、黒目を覆う涙を通じて行われています。ところが、コンタクトレンズを着けると、涙に酸素が溶け込みにくくなり、角膜が酸素不足に陥りやすくなります。コンタクトレンズに、酸素透過性の高いレンズが使用されるのは、そのためなのです。目にとって一番安全なのは、一日使い捨てだとか・・・でも、コストが・・・って感じですね。