界 アルプスにおける、囲炉裏やかまどの空間は、
現在すでに信州の田舎にも無くなってしまいました。日本文化の象徴とも
いえる大切な場所で有り、尚、多くのお客さまが懐かしがると同時に、
毎夜大いに楽しんで下さっております。

そんな大切な場所と空間をお預かり致しました様に、囲炉裏のもつ
独自な雰囲気を楽しんで頂けます様に心掛け、お客さまに取りまして、
旅の『心に残る大切な思い出』となって頂けたらと、努力しております。

お立ち寄り下さった方々総てが、界 アルプスに来て良かったと思って
頂ける様に、日々お客さまのお顔ぶれを拝見しながら、
話題を選びながら、その場を盛り上げたり、努力の連日です。

私は、他県より、信州、界 アルプスに来て頂いたお客さまに、信州で
なくては、界 アルプスの囲炉裏でなくては、聞く事の出来ないお話を、
出来るかぎり話題として選びながら、皆様に聞いて頂いております。

例えば、信州における、善光寺のお話や、『信州そば』が昔よりTELも
TVもない時代から何故全国の人々に知られたのか？、永い歴史の中で、
はっきりとその謂れや証拠となる書物も残っているのです。

又、歴史上で、最も私が尊敬できる人物の生き方、その方の哲学等々を、
若者と語り合いながら時代をしのび、少し心の中でしんみりとした時間も
作りながら、楽しんでおります。

又、日本酒のもつ、独特な雰囲気も、囲炉裏の空間には欠かす事の
出来ない実に素晴らしい『演出スタッフ』で有ります。

私自身は、お酒は一滴も呑めませんが、日本酒の持つあの雰囲気は
大好きです。

これからも、今迄以上に囲炉裏を進化させながら、自分自身も大いに
勉強して参りたいと考えております。全国のお客さまと瞬時では有ります
が、時間を大切にしながら、人生における大切な『思い出造り』が皆様と
出来たらと願っております。

どうぞ皆様、今後共に何回も何回もお元気なお顔を見せて頂けたら、
大変にうれしゅうございます。最後に、くれぐれも皆様お身体を大切に、
無理をなされずに、楽しい日々で有ります事を心より願い祈っております。

囲炉裏の主人より