＜秋の禅庭散歩　東福寺芬陀院　雪舟が描く美しいお庭をゆったり散策＞
紅葉には少し早いこれからの時期。紅葉シーズンには混雑必至の東福寺エリアで、今だからこそゆったり訪ねたい名庭を紹介します。
　東福寺の中にある芬陀院(ふんだいん)は水墨画などで有名な雪舟が庭を作ったといわれることから、雪舟寺とも呼ばれています。
京都最古の枯山水庭である「鶴亀の庭」。1460年ごろに雪舟によって作られたとされています。鶴島と亀島がウマスギゴケの海原に浮かんでいる様子を表すこのお庭ですが、こんな逸話が残っています。
石組みの亀が出来たその日の夜庭先で異様な音がするので和尚が庭を見てみると、石組みの亀が手足を動かして這っていた。和尚は気味悪がって雪舟に何とかするように頼むと、笑いながら亀の甲に大きな石を載せた。すると亀は動かなくなったそう。
本物さながらの迫力をもっているゆえの逸話でしょうか。皆様の目で確かめてみてください。

東福寺芬陀院
【拝観時間】9:00〜17:00（12月〜2月 9:00〜16:00）
【料金】大人、大学生、高校生　300円　　中学生、小人　200円

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＜妙心寺退蔵院　秋色に染まりつつある庭園へ＞
季節が移りゆくこの時期、秋の葉音が聞こえてきそうです。紅葉シーズンの京都市内の人出の多さをご存知の方も多いかと思いますが、ゆっくりとお食事しながら味わう秋景色なんて、いかがですか？
そんな「お食事付き特別拝観」ができるのは右京区の禅寺・妙心寺退蔵院。紅葉の見頃は例年11月下旬〜12月上旬。池泉回遊式庭園「余香苑（よこうえん）」のひょうたん池のほとりで色づくカエデの木々を鑑賞して頂けるほか、精進料理を堪能できます。特におすすめは夕食付きの夜間ライトアップ。夜間はプラン参加者のみ入場可能なので、完全貸切空間でのご案内です。

妙心寺退蔵院 2019「観楓会」
昼食プランは期間中毎日開催　11:30~/13:00~
参加費5,000円〜

妙心寺退蔵院
【拝観時間】9:00-17:00
【料金】一般600円（高校生含む）
小中学生300円（小学生未満の幼児は無料、但し保護者同伴に限る）