宿番号:382371
有馬温泉 陶泉 御所坊のお知らせ・ブログ
美濃和紙 さすが! Made in Japan
更新 : 2007/12/3 6:26
有馬温泉の近くの名塩和紙は金箔を打つ和紙として有名。
特殊な泥を漉き込んでいる為に大火性があり、国宝級の屋敷の「襖紙」として用いられています。
一方、美濃和紙は軽くて丈夫な事から「障子紙」として利用されてきました。
またその特性を生かして、模型飛行機の翼を張る紙として利用されています。
あの「三丁目の夕日」の映画の冒頭で、ゆっくりプロペラを回しながらまちの上を飛んでいたゴム動力の飛行機です。
有馬温泉の湯本坂の中ほどに福永文具店があり、子供の頃「A級プレーン」等という飛行機を買ってきて、竹ひごをロウソクで炙りながら曲げていくのです。
問題は上反角をつける為に使用するニューム管・・・
よく折ってしまっていました。
霧吹きで紙を少し濡らして貼ると、乾くとピンとなるのです。
あの紙が美濃和紙です。
美濃の町の中に格子越しに面白そうな店を発見しました。
ゴム動力飛行機専門店です。
店主の吉田さんに伺うと、この店から世界中の模型メーカーに美濃和紙を輸出しているとの事。
つまり、世界の模型メーカーで作られているこれらの模型は美濃和紙がなければ成り立たないのです。
このお店が輸出している先の、模型メーカーの製品を逆に輸入し、販売しているのです。
めっちゃくちゃ面白そう!
今、マイブームはゴム動力の飛行機です。