宿番号:382371
有馬温泉 陶泉 御所坊のお知らせ・ブログ
窯元タクシー
更新 : 2009/7/5 15:23
「お客さんが『有馬の事をよく知っている人と話をしたい!』といっておられる」と客室係から電話が入った。
・・・じゃ僕が行かなければと出向いた。
「滞在を進めておられるようだが、二泊するのだけど何処がお勧めだ?」
「何故? 滞在を進めるのだ?」
答える前に質問を次々される。
こりゃ客室係も答えられないなあと思いながら、お好みを探ることにした。
このお客様の様な首都圏の方が有馬で滞在して頂くというのは理想的な形。
一般的な有馬の滞在プランを話しながら反応を見た。
どうやらこのお客様は「お城」に興味を持たれているようで、15年以上前に篠山に行かれたそうだ。その時は石垣を修理していたそうだ。
「だったら・・・立杭と篠山観光はいかがですか? 現在有馬と篠山が手を組んで“湯元・窯元・お膝元バス”とか“窯元タクシー”の運行を始めたのです」・・・とすすめると
「何で客室係がその案内を出来ないのだ!」とお叱りを受ける。
「いやまだ本格的に動いていなくて・・・」とたじたじの答えになってしまった。
しかし良い機会なので積極的に窯元タクシーの案内をした。
窯元タクシーは有馬温泉から立杭・篠山観光のタクシーで所要時間は3時間30分。そして料金が10.500円。帰りに新神戸まで行くと13.500円で。本来有馬から新神戸は5.500円ほどかかるから、凄くお得な設定になったいる。
お客様の目の前で予約を入れる事にした。ご年配のお客様なので昼食場所のお薦めが、篠山の有機野菜を使ったイタリアンの“茜”さんを紹介するのだが、篠山寿司の“澤藤”さんもご紹介出来るように調べておくように伝えた。
「篠山寿司は魚は日本海からで文化は北の方なのです。」という話をすると、「何故?」という疑問を持たれ、天橋立の元伊勢神社の話から秦族の関係か織物に関係する“藍”がつく地名が多い話から、篠山は教育が盛んだが、三田の九鬼家も教育に力を入れた話をし、それが白州次郎・正子に話が飛ぶと・・・
「そのような話が聞きたかったんだ!」と喜ばれた。
まあとにかく、窯元タクシー第一号のお客さんを獲得した。
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