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くるみ割り人形・・・の秘密 有馬玩具博物館6F
カテゴリ : アクティビティ更新 : 2009/5/2 19:28
有馬玩具博物館に入場すると、まずエレベーターで6階に上がって頂きます。
6階は旧東ドイツエルツ地方の轆轤(ロクロ)を使って作られるおもちゃが並んでいます。
これらのおもちゃはエルツ地方のザイフェンと呼ばれる人口3.000人程の村の製品がほとんどです。ザイフェンの村はもともと鉱山の町でした。
坑夫達が仕事を終えて地表に出て来た時には「帰って来たよ!」という合図に、鉱山の入り口に自分のライトを掛けたのです。
その光景を模してつくられたのが、クリスマス飾りで有名な「シュピップボーゲン」
鉱石を地表に出すのに風車を使っていました。
地中からだんだん上の階に上がっていく様子をつくったのですが・・・
これが同様クリスマス飾りの「クリスマスピラミッド」になり、クリスマスツリーの原型になったと言われています。
ザイフェンは雪深い地域ですので、特に冬場は坑夫達は家にこもって、人形やおもちゃ作りを始めたのです。ザイフェンの村に行くと、家々には出窓があり、それぞれに素敵な木製の飾りと灯りがともしてあります。雪が積もっていると、まさしくメルヘンの世界です。
人々が鉱山で働いていた時代は役人たちに搾取されたり、いろいろいじめられたようです。
そのような所から、彼ら役人に「固いものを食わせろ!」という事で、くるみ割り人形が出来たのです。最近のくるみ割り人形を使って実際くるみを割るのは少し無理がありますだ、てこの原理で割れるようにできています。このくるみ割り人形も全てのパーツがろくろを使って作られています。
くるみ割り人形と言えばチャイコフスキーを連想します。
チャイコフスキーと言えば同性愛者だっという話があります。
厳ついくるみ割り人形をチャイコフスキーが愛して曲をつくったのでしょうか?
ちょっと詳しい人に聞いた事がありますが、表情報ではないのでここでは控えます。
いずれにしても単純に展示物を見るのではなく、幅広い角度からご覧いただくと新たな発見が出来るかもしれません。
有馬玩具博物館の6階は、小さなマッチ箱に入る精密な人形から大きな人形まで、たくさんの木製の人形が皆様方のお越しをお待ちしております。