宿番号:382371
有馬温泉 陶泉 御所坊のお知らせ・ブログ
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「遊びは、これで終わりか?」
カテゴリ:新オープン・リニューアル 2008年2月13日(水)〜2月28日(木)
更新 : 2008/2/9 2:21
2月13日に御所別墅の竣工式をする事に決めた。
沙羅の花で有名な有馬の念仏寺の住職は同級生。うちは檀家でもある事から、地鎮祭は仏式で行った。まあ仏式で地鎮祭を行うのも珍しかったようだ。
御所別墅は財閥の別荘の前は、清水ホテルという外国人専用ホテル。そして清水ホテルの前は、清水寺の末寺だったという。
かつてここにお堂があって「千手観音」が祭られていたという。
千手観音といえば京都の清水寺が有名で、まさしく清い水が流れている寺だ。
清水ホテルも「清いこと玉の如し」という碑があり、きっときれいな水が敷地を流れていたのだろう。
その千手観音は念仏寺の左手のお堂に祭られている。という話を親父が念仏寺の住職から聞いてきた。地鎮祭の時は知らなかった。
何かの縁かもしれない。
またこのお堂には、かつて御所坊の広間に飾られていた「寿老人」が祭られている。これが「神戸七福神」の一つになっている。
話が横道にそれたが、竣工式も仏式ですることにした。
親父に「だいぶん出来た。13日に竣工式をするが、見に行くか」と誘って現場に着いた。
車のエンジンキーを切るや否や「遊びはこれで終わりか?」とポツリと聞いた。
僕は瞬間に「これからや・・・」と答えた。
御所別墅をちゃんと運営していかないといけないし、そろそろ御所坊も次のステップの改造を行いたいと考えている。そして御所別墅の進化の形も頭に描いている。
まあ、親父に「まだまだ安心して死ねんなあ〜」と長生きしてくれたらそれで良いかと思っている。