名栗温泉　大松閣のお知らせ・ブログ

「山の茶屋」の伊藤店長が育てているホタルの水槽です。
今は、水槽の中には餌のカワニナしかいません。
成虫になる前のホタルさんたちは、上のタッパーの中で、羽化を待っています。
成虫になったら、カゴに移します。

このホタルの飼育。今年で3年目です。
伊藤店長が一生懸命、やってくれています。
綺麗な水にしか住まない、悪食のカワイ子ちゃん達。
育て上げるのは、中々に大変な作業。
「生き物なのだから、途中で蔑ろになんか出来ない！」
と、伊藤店長。
カワニナがたくさん育つよう、川に餌を撒いたり。
水槽を小まめにチェックして、段階を踏んだホタルさんのフォローをしたり。
自分が育てたホタルさんたちを、「興味を持って貰えるように」と、地元の学校にあげたりしてくれています。当地の学校では、川の浄化やカワニナを増やす運動を一緒に取り組んでくれています。
なので伊藤店長。
「実際にホタルが育って元気に飛ぶ姿を実感して貰わなくちゃ、面白くないでしょ？」
と、先に羽化したホタルさんたちは学校にプレゼント。
生徒さん達、先生方に益々の興味と愛情をもって貰いたいからです。

平家ホタル、源氏ホタル。
それぞれを飼育していますが、源氏の方が難しく、まだまだ上手く育ちません。

ですが3年前。平家ボタルの飼育を始めた頃は・・
「ホタルの飼育は難しい。本当に大変！」
と困っていた伊藤店長が今では。
「平家は育てやすいよ？教えてあげる。」
と、興味を持った人に言っています♪何と頼もしい！

この分なら、数年後には・・
「源氏ホタルの飼育？そんなに難しい事じゃないよ？だけど生き物だから大切にね。」
と言っていそうです!(^^)!

生態系を崩す恐れがある為、飼育したホタルは外に放せません。
大きめの籠の中で飛び、卵を残し、その卵から次の子を育てます。
色々な人に、ホタルに興味をもって貰い、環境維持への興味を持って貰う目的で・・
伊藤さんは今日もホタルの健康に、気を配っています。

こんな、「顔は怖いけど心根の優しい」伊藤店長は、料理だって美味しくて優しいものを作るんですよ♪