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宿番号:391254

都内から近い、山あいの静かな一軒宿。新たにグランピングオープン

名栗温泉
車:狭山日高ICより約40分 電車:西武池袋線飯能駅よりタクシーで30分、または路線バス40分。

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    綺麗な音色♪【邯鄲】

    更新 : 2012/6/2 3:06

    邯鄲【かんたん】と読みます。
    お客様から頂きました。
    虫です。
    写真は邯鄲のお家。お家ごと頂きました<(_ _)>
    (貴重な虫さんを、有難うございました。)

    鈴虫のような澄んだ音色を奏でる、儚げな虫です。

    【邯鄲】
    体長11-20mm。スズムシ程の大きさで、羽根を立てて鳴いている時はシルエットもやや似ている。体は細長く、長い触角を持ち、薄黄色をしている。
    静止し澱んだ空気よりも、ある程度風通しがよい状態でよく鳴く傾向にある。ただ、近接状態を嫌うため、互いに10数cm以内の距離に接近したり、同じ飼育容器に入れられると、継続して鳴かなくなる、または全く鳴かなくなり、闘争する。
    コオロギの仲間としては飛翔能力がたいへん優秀である。翅型の区別などは無く自在に飛ぶ。蓋の無い容器からはたちまち飛び出して逃げてしまう。
    和名は中国の古都邯鄲から来ている。中国では天蛉と呼び、このことから日本に『邯鄲の枕』という物語が伝わってから名前がつけられたのであり、そのとても美しい鳴き声とその透き通る様な半透明な姿や成虫としての短い寿命を栄枯盛衰や儚さに例えて名付けられた。
    との事。

    語源となった【邯鄲の枕】とは・・・
    趙の時代に「廬生」という若者が人生の目標も定まらぬまま故郷を離れ、趙の都の邯鄲に赴く。廬生はそこで呂翁という道士に出会い、自らの身の不平を語った。するとその道士は夢が叶うという枕を廬生に授ける。そして廬生はその枕を使ってみると、みるみる出世し嫁も貰い、時には苦難に会い、自殺しようとしたり、信義を取り戻ししたりしながら栄旺栄華を極め、国王にも重用され、子や孫にも恵まれ、幸福な生活を送った。やがて年をとり、多くの人々に惜しまれながら眠るように死んだ。ふと目覚めると、実は最初に呂翁という道士に出会った当日であり、寝る前に火に掛けた栗粥がまだ煮揚がってさえいなかった。全ては夢であり束の間の出来事であったのである。廬生は枕元に居た呂翁に「人生の栄枯盛衰全てを見ました。先生は私の欲を払ってくださった」と丁寧に礼を言い、故郷へ帰って行った。

    という物語でした。

    そんな少し淋しくも、含蓄のある物語を思い浮かべながら・・・
    儚い虫の澄んだ演奏に、耳を傾けて下さいませ。

    1階ロビーの、ホタルさんの水槽の上にいます。

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