こんにちは。

１９６７年の今日、ロンドンに世界で初めてATMが設置されたそうです。
先日テレビで取り上げられていたの見た覚えがありますが、当時のATMはお金を受け取ることのみ、しかも限られた金額のみ受け取ることが出来るようなものとして紹介されていた記憶があります。
その後ATMは世界的に当たり前のものとして普及していきました。

さて、機械が普及すると人間の仕事がなくなるという論調はよく聞かれます。
ATMの場合はどうなったのでしょうか。

ATMが普及している過程において、大方の予想は銀行員という職業はいずれなくなる、というものだったそうです。機械が人間の代わりにお金を出し入れしてくれるからですね。
ところが、銀行員はなくなるどころか時代とともに増加しました。

その理由は、ATMの普及により銀行サービスが身近に便利なものとなった結果、銀行の利用者が増加し、お金の出し入れ以外の仕事を新たに人間が行う必要性が出てきたからです。
例えば、口座の開設や融資の相談はまだ人間がやる必要があったわけですね。もちろん、今の時代はアプリで口座を開設したり、AIが自動的に融資を判断することもできるでしょう。

ともあれ、ここで言えることが出来るのは、AIが必ずしも人間の仕事を奪うわけではないということです。昔ほど人間に出来ることが多いという事はないかもしれませんが、人類がこれまで築いてきた叡智と知性をもって行動すれば、未来は暗くないと信じています。

京都はまさに先哲の叡智と知性を感じることができる格好の場所だと思います。

皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。