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松本浅間温泉 ホテル玉之湯のお知らせ・ブログ
大王わさび農場│八面大王伝説
更新 : 2011/6/6 11:21
その昔、恒武天皇(西暦785〜805年)の頃魏石鬼(ぎしき)八面大王という
世にもすぐれた怪力無双の首領が、この地「安曇野」を治めていました。
全国統一をめざす中央政権は、東北に侵略をすすめるにあたって、
信濃の国を足がかりとし、沢山の貢物や無理難題を押し付け住民を苦しめました。
大王は坂上田村麻呂の率いる優れた武器を持つ軍勢に刃向かうつもりはなかったものの、
戦いは大刃や矢を持つ男ばかりか、女、子供まで巻き込み次々と村々は焼き払われていきます。
追い詰められた大王は、わずかばかりの部下をともない有明山のふもとの岩屋にこもって
力の限り戦いましたが、ついに山鳥の三十三斑の尾羽で作った矢にあたり倒れてしまいました。
八面大王はあまりにも強かったため再び生きかえらぬようにと遺体はバラバラにされ
埋められました。
当農場の一角には胴体が埋められたと言われており、現在は大王神社として祀られています。
「大王農場」の名前も、この故事にちなんでつけられたものです。
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