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戸隠古道歩き 釈長明火定所
更新 : 2011/9/9 18:06
宝篋院塔を囲み、ぐるりと祠が取り囲んでいます。ここは捨身供養を遂げた行者・釈長明を祀る場所。
長明は25歳で無言の行に入り、法華経を誦し3年間横になって寝ることなしという荒行を積むなど傑出した修行者であった。「われ一切喜見菩薩なり、身を焚き、兜率天に上らんとす」と薪の上に坐し、火中で大往生を遂げたという。永保年間のことと伝えられています。
塔の周りの祠は日本六十六国の一之宮の石祠。文化7年栃原大昌寺住職瑞応が法華経66部を書写、小箱に入れ地中に埋め、その上に一基ずつ祠を建てた。昭和に入り女性修験者姫野公明が寄進者を募り石祠を整備供養している。
なんて素晴らしい修行者なんでしょうか。
戸隠の中では決して目立つ史跡ではありませんが、由来を読んでみるとその素晴らしさがよく理解できます。
今のお布施ばかり強請るお坊さんとはえらい違いです。
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