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松本浅間温泉 ホテル玉之湯のお知らせ・ブログ
戸隠古道歩き 比丘尼石(びくにいし)その1
更新 : 2011/9/9 18:08
比丘尼(びくに)石伝説
女人禁制の掟を破り石になってしまった話。
戸隠は、かつては女人禁制の地、つまり、女性の直接の立ち入りは認められなかった土地でした。当時、女性は不浄なものと考えられ、女性が立ち入ることによって霊場が汚され、神の怒りに触れると、まじめに信じられていたのです。
長野市の市街地方面から中社を過ぎて、旧越後道をしばらく歩きますと、女人堂という建物があった地点にたどり着きます。昔は、善光寺方面から来た女性は、ここまでしか入る事を許されず、女人堂にて遥拝を行いそのまま先へ足を踏み入れること無く、引き返していったものと思われます。また、戸隠と反対の柏原方面から登ってくると、こちらも、女人結界の碑が建つ道が二股になった場所にたどりつきます。やはり、昔はここから先へは女性が立ち入る事ができず、ここで引き返すか、左手に進路をとって奥社に足を踏み入れること無く、中社へ向かうよりほかになかったのです。
今からは、想像できない位、厳しい掟だったようです。