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宿番号:398837

【夕食★4.6】創業80年|長良川や金華山を望む源泉かけ流し旅館

長良川温泉
東海北陸自動車道、各務原ICより30分。JR岐阜駅よりタクシー、路線バスにて10〜15分。鵜飼屋バス停より1分

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    〜芭蕉が残した言葉〜

    更新 : 2019/3/25 17:31

    またやたぐひ ながらの川の 鮎なます


    松尾芭蕉が岐阜・長良川を訪れた時に詠まれたとされる俳句の中の一つ。

    岐阜に滞在中、多くの俳人が芭蕉を招待した。

    金華山(当時:稲葉山)の麓、長良川の畔りに席を設けて

    安川落梧亭・山本荷兮(名古屋の俳人・医者)と待望の鵜飼を見た。

    鵜飼を待つ間、木陰で鮎膾を肴にして酒盛をした。

    詩趣が盛りあがり、芭蕉はつぎの句を詠む。


    またやたぐひ ながらの川の 鮎なます


    「長良川の鮎膾は何ともたぐいまれない美味しさだ」

    という思いを表現した俳句である。


    「またやたぐひ」と、あえて「や」を加えて字余りとすることによって

    珍味だなあという感嘆が伝わってくる。

    その後鵜飼を見て詠まれたのがつぎの句。


    おもしろうて やがてかなしき 鵜舟哉    


    鵜舟が眼前を遠ざかって行き、水音・風声のみが聞こえる幽寂の世界。

    華やかな鵜飼が果て、すべてが闇に還る悲しさに芭蕉は心を打たれたのである。

    同伴者の落梧・荷兮も、それぞれに句を詠んだ。


    鵜の頬に 篝こぼれて あはれなり    荷兮

    篝火に 見おぼえのある 鵜匠かな    落梧


    鮎膾とは、鮎を膾にしたもの。

    膾とは、日本料理の一種。

    魚介類,野菜などを細かく切って酢で調味したもの。

    生の魚肉を細かく切って酢に浸した鱠と,大根,人参を千切りにした膾がある。

    酢のほか,生姜,芥子,ごま,味噌,醤油,酒などを合せる。


    この句は石金玄関に飾ってある。


    またやたぐひ ながらの川の 鮎なます


    芭蕉が絶品と称した鮎なますはなかなかお目にかかれないが

    川向かいの川原町にある鮎専門店「川原町泉屋」で

    絶品の鮎料理を楽しめる。


    鮎ラーメンや、鮎ピザなど

    芭蕉も食べていないであろう新しい食文化が誕生している。

    もちろん土産の販売もしている。


    岐阜・長良川と言えばやはり「鮎」「鵜飼」

    芭蕉の様に川沿いに佇み綺麗な夕日が沈むのを待ち、

    日が沈んだら幻想的な鵜匠と鵜によるパフォーマンスが始まる。

    旨い肴と岐阜の地酒で鵜飼の世界に酔いしれて過ごす夏のひと時。

    もちろん、観覧船から近距離で味わえるあの雰囲気はまた別格。


    皆さまもぜひお越しくださいませ。

    ご予約・ご来館心よりお待ち申し上げます。

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