信貴山千手院で写仏に挑戦!
更新 : 2013/2/24 14:43
お手本の仏画をなぞり、仏さまのお姿を写し描く写仏。
その作法は座禅にも通じるものがあるとのことです。
写経と同様、急がず丁寧に、心を込めてやりましょうと先生からのお言葉がありました。
実は筆を持つこと自体数年ぶりで、写仏をするのは初めてでした。
まずは、筆を使う練習として、直線や曲線など自由に描いていきます。
強弱を付けることで、線に動きが出るのが面白いです。
いよいよ本画に入ります。
この日、用意されたお手本は「毘沙門天」「音声(おんじょう)菩薩」の2種類。
信貴山は毘沙門天王をおまつりするお山なので、毘沙門さまを描くことにしました。
できるだけ目立たない所から始めるように、とのことだったので、
当たり障りなさそうな腕のあたりから始めました。
下絵をなぞるだけですが、思った以上に難しい!
筆に含ませる墨の量や線の太さなど、「加減」を考えながらの作業。
参加者5名は黙々と筆を運び静かに時が流れます。
2時間近くかけて完成した絵は上々の出来!
先生にも褒めて頂きました〜。
写仏を終え、善行の功徳が皆にいきわたるように下記の「普回向」というものを唱えます。
「願わくは 此の功徳を以て 普く一切に及ぼし 我等と衆生と 皆共に 仏道を成ぜんことを」
集中して仏さまを描き、癒しのひとときを過ごしました。
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