淡路島を南下する。
渦潮で有名な鳴門海峡を望むのどかな港町風景。
その福良港沖で「特別なふぐ」が育てられていると聞いた。
冬の淡路島のそこここで見かける「淡路島3年とらふぐ」。
「3年」とは何か格別な響きを感じる。
実はこの「3年」が、まさに“旨いふぐを食べてほしい”という
地元漁協の心意気を表す年月なのである。
通常、一般に流通しているとらふぐは2年ものの800g以下のもの。
それをもう1年長く育てることにより、1.2〜1.8kg程の大きさにまで
成長させるのだ。もちろんタダでは大きくならない。
3年後、成魚となるのは稚魚からわずか半分程度という。
それだけのリスクを背負ってまで3年ものにこだわるのは、
その旨みと質への信頼と自信にほかならないのだろう。
丹精込めて3年間じっくりと育てられるふぐは、餌として
瀬戸内の上質なる天然イカナゴが惜しげもなく与えられるそうだ。
贅沢な餌はふぐの甘みを引き出し、
流れの速い潮流は引き締まった身を熟成させる。
そうして料理皿に並ぶ頃のふぐの姿を想像すると、もう…!
もはや居ても立ってもいられない、
さて、そろそろ淡路島の心意気、いただくことにしようか。
渦潮で有名な鳴門海峡を望むのどかな港町風景。
その福良港沖で「特別なふぐ」が育てられていると聞いた。
冬の淡路島のそこここで見かける「淡路島3年とらふぐ」。
「3年」とは何か格別な響きを感じる。
実はこの「3年」が、まさに“旨いふぐを食べてほしい”という
地元漁協の心意気を表す年月なのである。
通常、一般に流通しているとらふぐは2年ものの800g以下のもの。
それをもう1年長く育てることにより、1.2〜1.8kg程の大きさにまで
成長させるのだ。もちろんタダでは大きくならない。
3年後、成魚となるのは稚魚からわずか半分程度という。
それだけのリスクを背負ってまで3年ものにこだわるのは、
その旨みと質への信頼と自信にほかならないのだろう。
丹精込めて3年間じっくりと育てられるふぐは、餌として
瀬戸内の上質なる天然イカナゴが惜しげもなく与えられるそうだ。
贅沢な餌はふぐの甘みを引き出し、
流れの速い潮流は引き締まった身を熟成させる。
そうして料理皿に並ぶ頃のふぐの姿を想像すると、もう…!
もはや居ても立ってもいられない、
さて、そろそろ淡路島の心意気、いただくことにしようか。
鍋物の王様といえば、の一品。ぷりっぷりの身の食感と滋味深いダシで至福の時間を。淡路米と鶏卵で奏でる雑炊は、実はいちばんのお楽しみかも!?南あわじならではのコラーゲンもたっぷりのてっぴ(ふぐ皮)入り「美福鍋」もぜひ味わいたい。
薄く引かれたその料理人の美技にまず溜息。ひと口噛めば、繊維質の弾むような食感に驚く。旨みがじわり忍び込んでくるてっさは、まずはそのまま一枚、それからこだわりのポン酢で夢の大人喰い。
コラーゲンたっぷり、ゼラチン質の誘惑が女性心をくすぐるてっぴ。鍋に入れたり、さっぱり和えたり、淡路産レタスに包んで自家製ポン酢ジュレとお洒落にも。
白子もさすがの大きさの淡路島3年とらふぐ。
焼いてもよし、蒸してもよし、ふんわりとろりの食感と濃厚な味わいを存分に。
噛めばじゅわっと染みわたる焼きふぐの旨みは、ふぐ好きにはたまらない味わい。ちょっとツウに酒盗を添えて、芳醇でまろやかな味と香りとともに。
カラリと揚がった衣とプリプリの身の食感コラボレーション。淡白なふぐならではの上品な唐揚げ。藻塩で旨みをさらに引き出して。