かつて岡倉天心や横山大観らが芸術創作活動の拠点とした五浦海岸、クリストのアンブレラ・プロジェクトで世界の注目を集めた里山をはじめ、独自の気候・風土や歴史、文化、食、地場産業など、多くの創造的な地域資源を有している茨城県北地域。地域が持つ潜在的な魅力をアートの力を介して引き出し、新たな価値の発見と地域の活性化を図るため、日本最大規模となる広大な「KENPOKU」地域を舞台として国際的な芸術祭が開催される。
都心から約150km圏内に位置する茨城県の県北(KENPOKU)エリア。東京23区の2.6倍の広さを誇り、美しい太平洋の「海」エリアと、緑豊かな「山」エリアの両方に恵まれた風光明媚な地域。山側には「奥久慈清流エリア(常陸大宮市・大子町)」「常陸太田鯨ヶ丘エリア(常陸太田市)」、海側には「五浦・高萩海浜エリア(北茨城市・高萩市)」、「日立駅周辺エリア(日立市)」が位置している。