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やんまあさんの東京都〜広島県の旅行記

★★★★快慶作の仏像巡り★★★★

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快慶作の仏像巡りを地域別にまとめています『◆1日目:滋賀◆2日目:京都◆3日目:奈良◆4日目:大阪◆5日目:和歌山◆6日目:三重◆7日目:兵庫◆8日目:岡山・広島◆9日目:関東◆10日目:海外』です。快慶は安阿弥陀仏とも称し、理知的・絵画的で繊細な作風は「安阿弥様(あんなみよう)」と呼ばれ、阿弥陀信仰を信じ阿弥陀如来&三尺阿弥陀如来像を多く作成している。この三尺阿弥陀如来の顔は似たり寄ったりだが、衣文をじっくり見ると、たるませ方や折り方などが時代により異なっている。阿弥陀以外として現存する作品のうちもっとも古いものはボストン美術館蔵(旧興福寺)の弥勒菩薩立像で、その次に醍醐寺三宝院「弥勒菩薩坐像」でここから作品に「巧匠アン阿弥陀仏」(「アン」は梵字)とし、自ら「巧匠」と名乗り「アン阿弥陀仏」とも称していた。全体的に如来は信仰心が強い作風で、菩薩は宋風・女性らしさを感じる作風、天を作成させると慶派らしく写実的なリアリズムの仏像で「かっこいい!!」と唸らせる仏像になる。

神社ツウ やんまあさん 男性 / 40代

1日目2018年1月1日(月)

石山寺(滋賀県大津市)

大津市

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常時拝観可能!!滋賀県大津市の石山寺にある宝塔に「大日如来坐像@重文」が安置されている。1194年頃の作成で、奈良円成寺に安置されている運慶作の「大日如来坐像@国宝」と双璧の仏像。2017年に行われた奈良博『快慶展』でも出展されたときは美仏に囲まれ存在感は薄かったが、寺で見るときは存在感抜群です。

円常寺

彦根市

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滋賀県彦根市城町2-4-62。2017年に奈良国立博物館で行われた『快慶展』で展示された、快慶お得意の「三尺阿弥陀如来像」が安置されている。作例の多い三尺阿弥陀だが、ここの阿弥陀は切れ長の目で、なんか室生寺あたりにいそうな雰囲気の仏像である。

2日目2018年1月2日(火)

醍醐寺

京都市伏見区

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醍醐寺三宝院に安置され、共通券とは別にプラス1000円が必要です。最近では企画展にも出展され、2017年に奈良博「快慶展」、2014年に奈良博「醍醐寺のすべて」に出展された。私のオススメ仏1位である「弥勒菩薩坐像@重文」は遠くから見仏するのでオペラグラスは必須だが、博物館に出展されたときのみ近くで見られる。この弥勒菩薩は奈良桜井の安倍文殊院に安置されている「文殊菩薩@国宝」と顔が似ており、斜め45度から見たお顔が絶品である。

遣迎院

京都府京都市北区鷹峯光悦町9◆2017年の奈良博「快慶展」出展◆遣迎院(けんごういん)は通常非公開の寺で毎年4月8日のみ公開している。快慶作の「三尺阿弥陀如来立像@重文」を安置しており、顔が四角くで目は吊り上がっている初期型である。知恩寺にも「三尺阿弥陀如来立像@重文」が安置されており、瓜二つと言われている。

御寺泉涌寺

京都市東山区

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◆2017年の京博「特集陳列 皇室の御寺 泉涌寺」、奈良博「快慶展」出展◆塔頭「悲田院」に快慶作の「宝冠阿弥陀如来」が安置されている。小さいながらも存在感があり、衣文の流れと耳の造りが快慶っぽく、独特の雰囲気が出ていた。

千本釈迦堂(大報恩寺)

京都市上京区

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◆2017年の奈良博「快慶展」で墨書・パネル出展◆慶派の仏像があちこちに安置されている寺で三十三間堂と東寺にも負けない仏像が安置されている。快慶、肥後定慶、行快など名仏師が揃っている。快慶作は十大弟子立像の「阿難羅」で重文。十大弟子は慶派独特のリアリズムを追求した仏像である。そして、日本唯一揃っている「変化六観音@重文」は美仏で有名で、こちらも見ごたえありです。ちなみにこの変化六観音(厳密には六道観音)が揃っているのはここだけらしい。理由は菅原道真の怨念を鎮めるために創設した「北野天満宮」に安置されていたからというのが理由の一つ。最後に、海外に出張される場合があるので要注意!!

青蓮院

◆2017年奈良博「快慶展」出展◆知恩院の北隣にあり「兜跋毘沙門天@重文」が安置されている。京都・東寺「兜跋毘沙門天像@重文」を原像とする快慶作。決めごとが多いのか?どこに行っても兜跋だけは味が薄いのだが、台座は快慶らしい存在をアピールしていると感じた。

百萬遍知恩寺

京都市左京区

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◆2017年奈良博「快慶展」◆知恩寺は京都市左京区にあり百万遍知恩寺(ひゃくまんべんちおんじ)と称され、2006年に調査の結果、「三尺阿弥陀如来」が快慶作ではないかとされ、遣迎院と激似であることから間違いがないと言われている。なお、ここの仏像を観ていると永観堂こと禅林寺の「見返り阿弥陀如来@重文」も似ている気がする。数年後、修理などで墨書が出て快慶となっているかもしれない!?

清水寺

京都市東山区

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◆2017年奈良博「快慶展」◆いままで寺でぱっと見て心奪われた仏像は京都醍醐寺「弥勒菩薩坐像@重文」と奈良安倍文殊院「渡海文殊菩薩@国宝」であるが、ここの秘仏「千手観音坐像@重文」も奈良国立博物館で見仏し度肝も抜かれた。保存状態がよく、美仏で人だかりができていました。小さいながらも指先など細かいところまで繊細な造り。

嵯峨釈迦堂(清凉寺)

京都市右京区

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2017年の快慶展で宋式の代表仏である「清凉寺式釈迦如来@国宝」の修復に快慶が携わったという文書を見た。その文書は兵庫県の浄土寺で見つかり、この寺は重源&快慶コンビの東大寺別所なので、確実な情報だと思う。元々、平安遷都後に慶派は修復中心だったこともあり、修復技術もあっただろうし、国宝ぞろいの寺であることからも金がある寺と思われ、快慶が修復に入ったと言われてもおかしくはない気がする。

勝龍寺

長岡京市

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◆2017年奈良博「快慶展」◆2017年の奈良国立博物館で行われた「快慶展」で菩薩立像を拝観。印が面白い印だった。快慶作の仏像のため、本尊と思いきや本尊ではない。本尊は十一面観音で京都国立博物館の寄贈している。

正寿院

宇治田原町(綴喜郡)

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京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149◆2017年の奈良博「快慶展」出展◆快慶作の「不動明王@重文」が安置されている。醍醐寺三宝院&アメリカの美術館に所蔵されている不動明王と激似。ただ、玉眼の赤身が強く、睨みの眼は鋭く迫力があることから一番不動明王っぽい感じがする。

大行寺

下京区佛光寺通高倉東入西前町380。大行寺は京都市の佛光寺塔頭で本尊は「阿弥陀如来立像@重文」。快慶作品の三尺阿弥陀如来像である。

極楽寺木造阿弥陀如来立像

城陽市

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◆2017年奈良博「快慶展」出展◆快慶の愛弟子「行快(ぎょうかい)」作の「三尺阿弥陀如来」を安置する。この仏像の墨書に快慶の名が残っており1227年の年紀と「過去法眼快慶」という記載があり快慶死去の年がわかったと話題になった仏像である。因みに行快は快慶に一番近くにいた愛弟子である。

如意寺(京都府京丹後市)

京丹後市

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◆2017年奈良博「快慶展」◆京都府宮津市にある寺になぜか快慶作の「地蔵菩薩坐像」が安置されている。快慶の壮年期の作品で、表情にふくよかさを漂わせている。衣文線が快慶の三尺阿弥陀の方法に感じ、随所に快慶の特徴がみられる。

金剛院(京都府舞鶴市)

舞鶴市

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◆2017年奈良博「快慶展」◆京都府舞鶴市にある寺で「執金剛神立像@重文」と「深沙大将立像@重文」を収蔵庫に安置している。2体とも作例が少ないもので、和歌山の金剛峰寺には、より慶派臭のする「執金剛神立像@重文」と「深沙大将立像@重文」が安置されているが、実は同時代の快慶作だが同一人物の作でこんなに違うものか?と驚かされた。なお、ここの仏像は小さいながらも力強い仏像で仏像の雑誌で取り上げられている。

松尾寺(京都府舞鶴市)

舞鶴市

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◆2017年奈良博「快慶展」出展◆京都府舞鶴市にある寺で宝物館に「阿弥陀如来坐像@重文」が安置されている。この寺に初めて参拝したとき、快慶作があるとは思っていなくて、慶派の仏像があるなと思い、引き込まれた。よく見ると快慶!!でテンションが上がったのを覚えている。2017年に奈良博に出展されたが、快慶作の仏像だけ見ていると、存在感は薄かったが、思えば快慶は阿弥陀如来を数多く作成したが、坐像は珍しい気がする。

3日目2018年1月3日(水)

東大寺

奈良市

「東大寺」を   >

◆2017年奈良博「快慶展」出展◆2012年あべのハルカス「東大寺展」出展◆東大寺の「僧形八幡神坐像@国宝」は年一回公開される快慶作の仏像!?いや神像!?で、呼吸をして生きている。俊乗堂には「阿弥陀如来立像@重文」と快慶所縁のものが多い。その他として東大寺には、快慶には珍しい「聖観音@重文」が安置されている。快慶は兵庫県豊岡市にあるお腹ポッコリ仏で有名な「達身寺」との繋がりがあることを記している書も東大寺にある。

東大寺南大門

奈良市

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慶派の代表作で運慶・快慶の合同プロジェクトで作った「金剛力士立像@国宝」が安置されている。内側を向いているのは藤原氏の血が流れている天皇が藤原氏の横暴への反省の気持ち・悩みを指しているため内側を向いている説と、京都醍醐寺の平面の東大寺設計書の図の通り造った説がある。

安倍文殊院

桜井市

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安倍氏の氏寺。快慶が作成したチーム文殊菩薩が見どころで、重文から国宝になった!!「文殊五尊像(大聖老人像を除く)」と呼ばれ、寺では「渡海文殊菩薩@国宝」と表記している。国宝になり800円のプチ図鑑が売られだした。迷わず購入した。

西方寺(奈良県山添村)

山添村(山辺郡)

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◆2017年奈良博「快慶展」出展◆もう三重の方が近い奈良県山添村の「阿弥陀如来立像@重文」は快慶作。清和天皇の病気平癒のために再建され、27人の尼僧が安住したらしいが、現在は収蔵庫のみが小学校の校地に建っており、快慶の仏像が安置されていることを知ったとき、びっくりした。

安養寺(奈良県田原本町)

田原本町(磯城郡)

「安養寺(奈良県田原本町)」を   >

◆2017年奈良博「快慶展」出展◆観光寺院ではないため一般的な知名度は低いかもしれないが、鎌倉時代の名仏師・快慶作の「阿弥陀如来立像@重文」が安置されている。快慶の壮年期の作品で、ふくよかさを漂わせている。衣文線の特徴など、随所に快慶の特徴がみられる。

光林寺(奈良県川西町)

川西町(磯城郡)

「光林寺(奈良県川西町)」を   >

◆2017年奈良博「快慶展」出展◆奈良県川西町に「三尺阿弥陀如来立像@重文」で快慶の最晩年の作。上品下生印相を結び、漆箔の仏像。本堂に上がると内陣と外陣を格子戸で区切られ、開けられた格子戸の奥にお厨子に収められたている。

海龍王寺

奈良市

「海龍王寺」を   >

十一面観音は像高94cmで銘記はなく快慶作と伝承。昭和28年まで秘仏だったため保存状態がよく、頭飾や装身具は全部銅製鍍金。様々な文様が切金が確認できる。

長谷寺(奈良県桜井市)

桜井市

「長谷寺(奈良県桜井市)」を   >

◆2017年なら博「快慶展」◆その昔、この長谷寺も焼失し再興した歴史がある。その時の仏師はなんと快慶だったらしく、快慶作の十一面観音を模した仏像を愛弟子「長快」が作成している。確かに、ここの十一面観音は奈良県桜井市の安倍文殊院に安置する「渡海文殊菩薩@国宝」、京都市の醍醐寺に安置する「弥勒菩薩坐像@重文」に共通する顔立ちと雰囲気があるなと感じていたが、意外な発見だった。

4日目2018年1月4日(木)

大圓寺

大阪市住吉区墨江3◆2017年なら博「快慶展」◆「巧匠法橋快慶アン(梵字)」と記された墨書があることから、疑いのない快慶作「三尺阿弥陀如来立像」だが重文にもなっていない。顔は奈良・安養寺に似ているが体系がシュッとしている。

八葉蓮華寺

大阪府交野市大字傍示111◆2017年なら博「快慶展」◆小さくてひっそりとしたお寺の中に、国の重要文化財に指定された快慶作「三尺阿弥陀如来立像」が安置されている。顔が奈良円成寺の運慶作「大日如来@国宝」と似ている気がする。女性が化粧をすると顔の印象が変わるように、仏像も金箔の取れ方で印象が変わるのかもしれない。

藤田美術館

大阪市都島区

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◆2017年なら博「快慶展」◆東大寺の「僧形八幡神坐像@国宝」と同じく肌色で彩色が綺麗な快慶作「地蔵菩薩立像@重文」と「三尺阿弥陀如来」を所蔵している。地蔵菩薩の袈裟は橙色に青や緑で色鮮やかで截金を施されている。三尺阿弥陀如来は切紋がすごく綺麗で重文ではないのが不思議。ちなみに重文になると保管などが大変になるため、断っている??

東光院 萩の寺

豊中市

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【大阪府・東光院/阿弥陀三尊像(鎌倉)】新西国三十三箇所第12番札所で曹洞宗。境内に萩が植えられ「萩の寺」とも称される。東光院の別院であった浄土宗谷称院の本尊として伝わり慶派仏師の作と考えられ快慶という噂も。。

5日目2018年1月5日(金)

高野山 金剛峯寺

高野町(伊都郡)

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◆2017年なら博「快慶展」◆運慶・快慶作の仏像が勢ぞろいしている。快慶作は「孔雀明王像@重文」、「四天王立像@重文」、「執金剛神立像@重文」、「深沙大将立像@重文」である。重源の『南無阿弥陀仏作善集』には、高野山新別所に四天王像とともに執金剛神像と深沙大将像があったことが記録されている。執金剛神立像の容貌表現・技法などが京都舞鶴市の金剛院像と近いらしいが、実際見比べると、雰囲気が違う。なお、孔雀明王の顔は快慶らしい顔で、台座から降りた姿は石山寺の大日如来にも見える。

遍照光院(精進料理)

高野町(伊都郡)

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ここは遍照光院は高野山の寺院の中でも弘法大師が創建されたといわれ非常に格式の高い別格本山で、快慶作「弥陀如来立像@重文」が安置されている。ただし、この阿弥陀は泊まらずしては拝観ができない。

光台院

高野町(伊都郡)

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和歌山県高野町の光台院に快慶作「阿弥陀三尊像@重文」が安置されている。破綻する部分がなく快慶晩年の最高傑作といわれている。阿弥陀如来の脇侍である観音・勢至菩薩は少し膝を屈めて前傾姿勢になっており、三千院脇侍形式になっている。

6日目2018年1月6日(土)

新大仏寺

伊賀市

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◆2017年なら博「快慶展」◆東大寺別所の1つで、もう一つは兵庫県小野市の浄土寺にある。新大仏寺は三重県伊賀市にあり「如来坐像@重文」は焼失などしたらしく頭部のみ快慶作で残っている。言われてみれば顔と体に違和感があるような・・。

専長寺

明治初期に廃寺となった東林寺の旧本尊の歴史を持つ快慶作「三尺阿弥陀如来立像」は西尾市指定文化財。顔立ちは、切れ長でややまなじりがつりあがった目が印象的だった。

パラミタミュージアム

菰野町(三重郡)

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◆2017年なら博「快慶展」◆2017年に行われた奈良国立博物館の「快慶展」のコーナーで長谷寺のコーナーがあった。長谷寺=長谷寺式十一面観音で、奈良桜井、神奈川鎌倉共に名の通った寺で快慶と所縁がないと思っていたが、焼失後の長谷寺再興に一躍買ったらしい。ここには快慶作の長谷寺式十一面観音立像を模した仏像がある。作者は快慶の愛弟子「長快」。これが残っていれば、確実に重文以上だったはず。

7日目2018年1月7日(日)

浄土寺(兵庫県小野市)

小野市

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◆2017年なら博「快慶展」◆平氏の焼き討ちにより奈良の復興を任された重源は快慶を仏師として招き、東大寺別所を兵庫と三重と和歌山に作る。西の別所はこの浄土寺で本尊は超有名な快慶作「阿弥陀三尊立像@国宝」で、快慶を取り上げる雑誌・テレビで必ずここが紹介される。これ以外にも快慶作「裸形阿弥陀如来立像@重文」も安置されているが、最近は奈良国立博物館のぶつぞう館で展示されている。本尊「阿弥陀如来@国宝」は5メートルで、3.7メートルの脇侍「観音・勢至菩薩@国宝」を安置している。 堂内には仕掛けがされており、夕日が差し込むと彼方にあるとする極楽浄土のイメージを演出している。

8日目2018年1月8日(月)

東寿院

岡山に唯一、快慶作の仏像が安置されている。岡山の旅行で当日に参拝させていただき、参拝時は違和感を感じ、快慶と言えば快慶だが、何か違う気がした。一部、破損し修復されたらしく、それが違和感を感じた理由だった。

耕三寺・耕三寺博物館

尾道市

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◆2017年なら博「快慶展」◆快慶作「宝冠阿弥陀如来坐像@重文」は元々は京都で作成され、静岡の伊豆山神社(伊豆山常行堂)に安置されていた。阿弥陀如来だが、印を観ると醍醐寺三宝院の弥勒菩薩@重文に似ている気がするのは私だけか?

9日目2018年1月9日(火)

東京芸術大学大学美術館

台東区

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像内に快慶作を示す「アン阿弥陀仏」の「金剛界式大日如来坐像」を安置している。「割り首」と呼ばれる技法を使っており、作業進行を早める方法である。そして、この大日如来だが、2017年の「西大寺展」で展示された、浄瑠璃寺の「金剛式大日如来坐像」に似ている!!と思ったのは私だけだろうか??

真教寺

◆2017年なら博「快慶展」◆快慶作の仏像は東国に2体あり、そのひとつが栃木県足利市の真教寺「阿弥陀如来立像」である。作者はわからないが勢至菩薩と菩薩膣増があり、これが脇寺ならば面白い組み合わせである。

10日目2018年1月10日(水)

ボストン美術館

◆2017年なら博「快慶展」◆1189年作の「弥勒菩薩立像」が海外に渡っている。この仏像は興福寺のものらしく、一時期、お金に困ってこうなったのかも。しかし、弥勒菩薩って、坐像が多いが立像は面白い。パッと見たときは聖観音か?と思う人も多いはず。

バーク・コレクション

◆2017年なら博「快慶展」◆ニューヨーク住まいの「地蔵菩薩立像」が安置されている。

キンベル美術館

◆2017年なら博「快慶展」◆「釈迦如来立像」が安置されている。保存状態が良く、金や切金模様も残っており、鎌倉時代のままのお姿と言ってもよいかと思う。

アメリカ メトロポリタン美術館

◆2017年なら博「快慶展」◆玉眼で顔が少し上から目線の「不動明王坐像」で、京都醍醐寺と京都宇治田原の正寿院に安置されている「不動明王坐像@重文」とそっくりである。違いは装飾品と玉眼の目玉の周りが白色か赤色で囲んでいるぐらいにしか見えない。次に「地蔵菩薩立像」も所蔵しており、衣文がとてつもなくエレガント!!この技術と考えた快慶凄し!!

★★★★快慶作の仏像巡り★★★★

1日目の旅ルート

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